富士通、SDGs達成に向けたプラットフォームをブロックチェーンで構築

富士通、SDGs達成に向けたプラットフォームをブロックチェーンで構築

国や企業が協力してSDGsの目標を達成していく為に富士通が開発したSDGsのノウハウやビジネスモデルをマッチングさせるプラットフォーム「SDGsオープンイノベーションプラットフォーム」の実証実験が大阪商工会議所主導の元開始されたことを富士通が発表した。

実証実験について

  1. 期間:2019年10月2日(水曜日)~2020年3月31日(火曜日)
  2. 目的:SDGsに関する技術やノウハウなどを他の企業・団体などへ移転する橋渡し事業「SDGsオープンイノベーションプラットフォーム」において、「Virtuora DX」による、企業・団体間での技術やノウハウ、ビジネス事例の流通・利活用促進の有効性を検証。
  3. 運営体制: 幹事、会員、協力機関で構成
    • 主催:大阪商工会議所
    • 幹事:コニカミノルタ株式会社、日本工営株式会社、日立造船株式会社、富士通株式会社、
      (学)早稲田大学オープンイノベーション戦略研究機構 (10月2日時点)
    • 協力:大阪工業大学 梅田キャンパスの都心型オープンイノベーション拠点であるXport(クロスポート)

ブロックチェーンを活用したデータ流通・利活基盤

富士通は、ブロックチェーン技術を利用したデータ流通・利活用基盤「FUJITSU Intelligent Data Service Virtuora DX データ流通・利活用サービス(Virtuora DX)」を活用したプラットフォームの構築を進めているようである。

特徴
  • データジャケット方式の記録(※1)
  • KeyGraph(※2)

今回の取り組みは、SDGsを達成するために企業間の壁を取り除き、シームレスに情報交換を行うことが目的であるため、SDGsに関する技術やノウハウ、ビジネス事例などを、富士通のブロックチェーン技術を活用したデータ流通・利活用基盤のVirtuora DX上に登録する。データ自体は外部のデータベースに保存せず、概要のみを記録する「データジャケット」の方式で記録したうえで、KeyGraphにより多様なキーワードから登録したデータに関連した情報を容易に検索することが可能になった。

※ 東京大学 大澤幸生教授が考案したデータ記述モデル。データの詳細は明かさずに、デジタル情報の羅列である実際のデータ価値を人が理解できる形式で、概要や取得期間、取得場所などを記述。
※2 東京大学 大澤幸生教授が提唱するデータ間のつながりを可視化する手法。多数のデータジャケットの記述内容に含まれる単語や関連用語などの情報要素の記述頻度などを解析し、データ間の相関関係としてネットワーク図の形式で可視化。

富士通、ブロックチェーン技術で本人確認の技術開発

2019.07.05

ABOUTこの記事をかいた人

外資系の医療機器、エネルギー関係の企業で5年間営業として従事した後、今後は個人にスポットが当たる時代だと考え、ブロックチェーンの持つトークンエコノミクスの世界観に感銘を受け、少しでも情報源として役に立てるよう日々発信しています。 現在は 実際にコードを書いたり、 イベントに足を運ぶなど精力的に 活動を行ない情報を発信しています。