日本国税庁発行のNFT取引課税ガイドラインが公開される

国税庁がNFT課税最新ガイドラインを公開

日本の国税庁は、NFTの課税に関する最新ガイドラインを公開した事が分かった。

国税庁は、ブロックチェーンゲームに関連するものを含むNFTトランザクションの課税に関するガイドラインを発行。同庁はガイドラインを発表し、多数かつ頻繁に行われるこれらの取引に課税するための簡素化された方法を提供しており、次のように指摘した。

ゲーム内通貨(トークン)は頻繁に取得・利用されており、取引ごとの評価が煩雑です。そのため、課税はゲーム内通貨に基づく総収入のみを考慮し、年末に評価します。また、資産がゲーム外で交換されない場合、課税は適用されていません。


明確さが欠けるNFT課税案

NFTへの課税に関しては明確さが欠けており、この分野の投資家は実際の税額計算についてより詳細な情報を求めている。

それでも投資家は、NFTが別の当事者に売却された場合に所得税が適用されることを知っている。一次NFT販売の場合は、事業所得または雑所得が対象となり。二次販売の場合には譲渡所得が適用される。NFT作成者も独自の課税に直面することになる。クリエイターがNFTを日本の消費者に販売して収益を得ると、消費税が発生する。このような消費税の具体的な適用例は他にもあり、国税庁は、日本の熱狂的なNFT利用基盤について、近いうちに明らかにすることを期待している。

NFTに注目するのは国税庁だけではない

日本はNFTの税ガイドラインを公開し始めた唯一の国ではなく、米国では最近、この問題を明確にするために納税フォームを改訂している。

IRS(Internal Revenue Service=米国内国歳入庁)は、NFTが他の仮想通貨と同様に課税されるというガイドラインを更新。さらに、英国でも同様にNFT に課税しており、資産はキャピタルゲイン税または所得税の対象となり、典型的な仮想通貨と同じ課税規則に従うように定められている。

また、インド人の約8割にあたる79%は、政府が仮想通貨とNFTへの規制を望んでおり、実際に規制された場合、現状が大きく変わる可能性があると考えられている。また、インドではNFTを含む仮想通貨に厳しい課税を課しており、国内NFT市場への関心をいくらか消してしまったNFTの鋳造が含まれているのが現状である。

仮想通貨で大きく動く日本

日本は仮想通貨に課税しているが、国はWeb3セクターに関心を示しており、ここ数カ月で、仮想通貨の支持者が国内に才能を維持するための減税を提案するなど、多くの進展がみられている。

日本政府は、メタバースに力を入れることで経済を活性化させたいと考えており、銀行もデジタル革命に参加している。日本最大の銀行の1つである野村信託銀行は、2023年初頭に機関投資家向けの仮想通貨取引を展開する予定で、同社は仮想通貨取引、DeFi(分散型金融)、ステーブルコイン、NFTなどのサービスを提供していく計画だ。