仮想通貨取引所バイナンス、「証拠金取引システムはテスト段階である」と言及

仮想通貨取引所バイナンス、「証拠金取引システムはテスト段階である」と言及

仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が証拠金取引サービスの提供開始に向けた準備を行っていることを5月8日に公式Twitterで正式に告知した。

Binanceのツイートによると、証拠金取引サービスは現在テスト段階にあるようだ。

同取引所における証拠金取引の採用については、ホワイトペーパーでもその計画が示されていた。

また、今年3月には、証拠金取引サービスの提供開始に向けた準備を進めていることを匂わす変更がBinanceから提供されているAPI加えられていることをユーザーが発見し、米で人気のSNS「Reddit」上で話題となっていた。

※API(Application Programming Interface)とは、とあるプログラムで管理されている機能やデータを外部から利用できるように、その手順や方法などをプログラム言語としてまとめたもの。これを利用すれば、外部との連携が可能となり、自動取引に利用されることも多い。

この時話題となったAPIの変更点は、公式のドキュメントには記載がなされていなかったため、証拠金取引機能を実装するための準備が水面下で進められているのではないかといった憶測があったが、5月8日のツイートで、証拠金取引サービスの提供開始に向けて準備が進められていることが正式に明らかとなったこととなる。

また、BinanceのCEOを務めるChangpeng Zhao(通称CZ)氏からは、AMA(Ask Me Anything)と題したライブ配信動画の中で、証拠金取引について言及した発言もあった。証拠金取引サービスの提供開始まで「あと少し」といった報告がなされ、まずは一部のトレーダーが証拠金取引サービスを利用し、修正がなされた後、一般利用者むけに証拠金取引サービスの提供を開始する方針としているようだ。

証拠金取引では、売買する度に代金と現物の受け渡しが行われるのではなく、決済時の損益分のみを受け渡す「差金決済」という形態をとることがほとんどだ。損益分のみの受け渡しが行われるという仕組みにより、少額資金で元手以上の取引を行うことが可能となる反面、リスクの高い取引となる可能性も高まる。

Binanceのような大手仮想通貨取引で証拠金取引が可能となれば、現在証拠金取引サービスの提供を行っていない他取引所でも証拠金取引サービスの提供開始を検討する動きもあるかもしれない。また、仮想通貨の証拠金取引サービスが広く一般的に普及すれば、市場参加者の増加につながる可能性も否めない。