マクドナルドシンガポールがバーチャルバーガーと賞品を備えたメタバースをローンチ

マクドナルドがシンガポールで「My Happy Place」メタバースをローンチ

米国のファストフード大手マクドナルドは、シンガポールで「My Happy Place」メタバースをローンチした事がわかった。

日本語訳:
マクドナルド シンガポールと共同でMy Happy Placeを立ち上げることができて、とても嬉しく思います。楽しさ、味、友情がぶつかり合うメタバースに飛び込んでみませんか。インタラクティブ ゲーム、限定ウェアラブル、そして無限の喜びをぜひお楽しみください。

マクドナルド・シンガポールは、メタバース「My Happy Place」ローンチし、現地の人々がバーチャルバーガーを作り、新しいメタバース体験によってセキュリティと具体的な報酬を保証できるとのこと。

McDonald’s Singapore「My Happy Place-A universe of fun in the McDonald’s app!(日本語訳:My Happy Place – マクドナルド アプリの楽しい世界!)」より動画引用

米国のファストフード大手マクドナルドは、シンガポールで「My Happy Place」メタバースをローンチ。Bandwagon Labsと共同で公式アプリを通じて提供された。現地消費者がバーチャルバーガーを作り、さまざまなエンターテインメント活動に参加できる独特のオンライン体験を提供するという。

マクドナルド・シンガポールは、エンターテインメントメディアテクノロジー企業Bandwagon(バンドワゴン)のメタバース部門Bandwagon Labs と協力し、今回の画期的なプロジェクトを実現。3Dオンライン環境により、ユーザーはBuild-A-Burgerなどのゲームをプレイし、将来のマクドナルドのレストランデザインを想像し、Wheel of Deals機能を通じて実際の料理や賞品を提供する毎日のコンテストに参加可能だ。

マクドナルドのアプリを使用する今回のパートナーシップは、顧客のつながりと関与を向上させる没入型のバーチャル環境の開発を目指しているとのことだ。

メタバースの主な機能

Bandwagon Labsの創設者クラレンス・チャン(Clarence Chan)氏は、マクドナルドのメタバースを作成するための3大主要要素について説明している。

まず、これはユーザーがお互いに閲覧したりコミュニケーションしたりできるマルチプレイヤー設定である。2番目に、ユーザーが想像力を表現できる空白のキャンバスとして機能し、3番目に、さまざまなタスクによって毎日賞品が提供されることから、ユーザーのモチベーションと関与が高まるとのこと。なお、メタバース内のデジタル収集品のセキュリティ、機能性、および使いやすさの向上は、主にWeb3テクノロジーによって可能になる。

MetaMask(メタマスク)などのウォレットホスティングサービスを統合することで、ユーザーが安全に身元を確認し、トークンゲートアクティビティに参加することで、エクスペリエンスにさらなるセキュリティと独占性が加わるとのことだ。

管理とプロジェクト期間

マクドナルドは、2024年6月6日(木曜日)~7日(金曜日)にライブで公開されるアプリ内メタバースを完全管理している。

今後の展開やサービスの継続は、今回の初ローンチがどれだけうまくいくかにかかっており、これは、メタバースエクスペリエンスを一般的な消費者エンゲージメント戦術に組み込むための大きな一歩となる事が期待されている。

メタバースで結婚したクラレンス・チャンの個人的な支持は、ファンのエンゲージメントと顧客維持を向上させる能力を証明。ただし、現在のメタバース体験はサードパーティのホスティングに問題を抱えていることが多く、ユーザーのエンゲージメントを促進するのに十分な実質的なメリットを提供していないことは認めている。これらの問題は、Bandwagon Labsがマクドナルドのために解決しようとしていることで、同社は次のように述べている。

当社のプラットフォームに参加するユーザーは、友人と交流したり遊んだりするだけでなく、フライドポテトなどの実際の賞品を獲得できます。

なお、今戦略では、創造性、楽しさ、実用的な利点を融合して魅力的なユーザー体験を生み出すことが目標とのことだ。