ダークネットのビットコイン取引量は、2020年第1四半期に65%増加

ダークネットのビットコイン取引量は、2020年第1四半期に65%増加

Bitfulyのアナリティクス部門であるCrystal Blockchainが行なった分析によると、ダークネット上でのビットコインやその他の仮想通貨使用量が増加傾向にあることが明らかになった。

調査によると、2020年第一四半期のダークネットエンティティと他のエンティティ間で転送されたビットコインの量は、1年前の同時期と比較して減少しているが、転送されたビットコインの金額が65%増加しているという。これはビットコインの価格が2019年から2020年の間で増加したことだけが原因ではなく、ダークネットエンティティによって送金される金額は依然として増加していることから、ビットコインを輸送手段として使用し続けているようだ。

また身元を隠すため、ダークネットエンティティからミキサーに送信されるビットコインの量が急速に増加したことも調査によって明らかになった。ミキサーは、ブロックチェーンの特性から誰がどのように仮想通貨を送金・利用したのかを隠すために利用される手法のことで、匿名のアルトコインへの交換やP2P形式でのミキシングサービスが利用されている。

Crystal Blockchainはダークネット利用が減少してくると予測

ビットコインは今や世界中で取引できるが、多くの取引所でFATFが提示する条件を遵守している。しかし2017年以降ダークネットでの取引規模は拡大を続けており、ダークネットは未だ金融ツールであり続けていることを示している。しかしCrystal Blockchainは、独自の分析技術と規制によりこの傾向は徐々に減少していくだろうと楽観視している。

「これらのアクティビティがCrystalなどの分析ツールで簡単に監視および特定できることです。その結果、これらの不法な活動と戦うためにFATFとEUが制定した強力な規制の影響はすでに明らかです。これらの取り組みの結果として、2020年を通じてこれらのパターンにさらに大きな変化が見られると予想しています。」