クロちゃんが自分の3Dアバターを販売、たむけんは音声NFTの販売へ

安田大サーカスのクロちゃんがアバターをNFTで販売

お笑い芸人グループ安田大サーカスのクロちゃんが、自分の3DアバターをNFTとして販売。また、同じくお笑い芸人のたむらけんじが、持ちギャク「ちゃ~!」をNFT化させて販売したことが分かった。

クロちゃんねる「【大実験】世界に1つのクロちゃんNFTいくらで売れる?【1億】」より動画引用

2022年に突入してすぐの1月、株式会社FIREBUGが、芸能事務所やタレント・アーティスト向けに「in3D」の技術を用いた3Dアバターの作成とNFT販売を開始したことを発表。その第一弾として、安田大サーカス・クロちゃんの3Dアバター「クロちゃん『ワワワワワァ〜♪』アバター」のNFTが販売された。アバターは、NFTオンラインマーケットプレイスである人気プラットフォームOpenSeaにて販売され、日本円にして約12万円で販売されたとのことだ。芸能人が自分の分身となるアバターを販売したのは初の事であり、今後クロちゃんに続いてアバターを販売する芸能人が増えると予想されている。

今回販売されたアバターとは、アバターとは、SNSやブログ、チャット、オンラインゲーム、コミュニティサイトなど、メタバース(仮想空間)上で、自分の分身として表示されるキャラクターのこと。自分の分身として表示されるキャラクターのことを言い、ユーザーは、アバターを操作することで仮想空間を好きなように移動したり、世界中から集まるさまざまな人と会話を楽しむなど、コミュニケーションが自由に取れる。今回クロちゃんが販売したアバターは、クロちゃん自身を撮影して3D化したもので、購入した人は仮想空間上で“リアル”クロちゃんを自由に楽しめるのだ。

たむらけんじがギャグをNFT化

笑い芸人のたむらけんじが、持ちギャク「ちゃ~!」の音声NFT販売が発表された。

ブロックチェーンに世界初の“直接音声”として刻まれた「ギャグNFT」は、当初目標の100万円を大きく上回る約160万円で落札されたとのこと。

今回NFT化された約6秒のギャグ音声は、2022年2月7日(月曜日)からテックビューロ社率いるNFTのマーケットプレイスCOMSAで出品されており、同月10日(木曜日)、77861XYM(Symbol:シンボル)で落札。CoinMarketCapの調べによると、11日11時時点のXYMの価格は1XYM=20.82前後で推移しており、(10日14時30分現在)で日本円では約160万円となる。

音声ギャグ発売の発表の中でCOMSAは、次のように述べている。

COMSAが提供するNFTが従来のNFTとは全く違う「オールオンチェーンNFT」であることにも起因しています。従来NFTは単なる権利だけであり、音声や動画といったファイルの置き場所がメタ情報として示されているだけであり、最悪の場合、コンテンツがクリエイターとともに消えてしまうという問題も多発。COMSAではSYMBOLブロックチェーンに画像や音声、動画といったコンテンツを消せない状態で直接書き込んでいるため、売買されるのは単なる情報ではなく実際のコンテンツそのものとなります。今回の販売は、資金ゼロから販売できるNFTサービスCOMSAとして、6秒の音声が大金という価値に変わることを証明する良い機会となりました。