韓国サムスン、新たな仮想通貨ウォレットを公開
サムスンエレクトロニクスは、新たに発表したGalaxy S10に実装された仮想通過ウォレットの詳細を公開した。
先週日曜日に報道された内容によれば、サムスンのブロックチェーンウォレットは現在イーサリアムとイーサリアムベースのERC20トークンに対応しているという。
プレリリース時点では、ビットコインのロゴが入っていたのにも関わらず、ビットコインは現在のところサポートされていない。
このウォレットは、分散型アプリにも対応している。例えば仮想ゲームプラットフォームEnjinや美容コミュニティCosmee、仮想プラットフォームで猫を売買するCryptoKitties、決済サービスのCoinDuckが主なアプリとして含まれる。
分散型アプリは、サムスンGalaxyストアからGalaxy S10でのみダウンロード可能であるという。同企業は、将来的により多くのデバイスと暗号資産に対応できるようにすると発表している。
Galaxy S10は3月8日からプレセールで順次発送されている。
S10は、暗号資産のキーストレージのBlockchain Keystoreが実装されていることで注目された。このBlockchain Keystoreは、以下の3つの特徴を持つ。
- 決済機能
- デジタル署名
- 暗号資産の保管と移動
サムスンブロックチェーンウォレットは、今後 Blockchain Keystoreと組み合わせて使われるといい、ブロックチェーン上での取引の効率化を目指すということだ。
すでにS10を使えばCoinDuckによって、決済をすることができる。CoinDuckでユーザーは、支払額を入力しQRコードをスキャンすることでサムスンウォレットを通じてオンライン・オフライン決済をすることが可能である。
CoinDuckの親会社であるChain Partnersは以下のようにコメントしている。
「アドレスをコピー&ペーストして決済をするのは非常に非効率だ。私たちは、Coinduckとサムスンブロックチェーンウォレットの使い勝手を劇的に向上させた」