香港の証券規制局がSTOに関する文書を発表

香港の証券規制局がSTOに関する文書を発表

香港の証券規制局Securities and Futures Commission (SFC)が、STO(security token offerings)に関する公式文書を3月28日に発表した。

この文書には、STOに関連したビジネスをする団体に対して法的にするべき必要事項が含まれている。STOの定義とトークンの販売に関して、以下のように述べている。

「STOは一般的な証券発行の特徴を持つ資金集めの手法であり、ブロックチェーン技術を使った資産の所有権や経済的権利(収益や収入など)を表すデジタル証券トークンが対象となる」

SFCによれば、セキュリティトークンは香港で証券として扱われており証券法が適用されることになる。

例外が認められなかければ、香港におけるSTOや香港の投資家を対象としたSTOは、証券を取り扱うためのライセンスの登録が求められる。

正当な許可なしに証券取引(「第1種規制対象業務」と定義)を行うことは刑事犯罪とみなされるとSFOは注意する。

STOを実行しようとする仲介機関もまた、規制局によってライセンスが発行されている必要があるようだ。同機関はセキュリティトークンは複雑な金融商品であると見なされ、追加で投資家を保護するための措置が適用されると述べている。

最後にSFCは、STOを実行しようとしている事業者は、2018年11月に発行された暗号資産と仲介業者のためのガイダンスを念入りに読むように求めている。このガイダンスは、以下の3つのことを要求している。

  • ライセンスの登録に関する要件とSTO販売に関する規制を順守する
  • 仲介業者は、STOの取り扱いに細心の注意を払う必要があり、投資家が誤解しないように提供する情報は確実であることを示す
  • 業者は透明性のある情報を投資家に提供し、暗号資産に関するリスクを知らせる必要がある

この文書の背景として、米国で暗号資産企業に関わる多くの人や議員から証券規制局に対してブロックチェーントークンに関する公式文書の発行を要求していることがある。

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

北欧エストニアで機械工学を学ぶ大学院生です。仮想通貨への投資は2017年4月から始めて、マスターノード運用や仮想通貨マイニングなどを楽しんでいます。仮想通貨に関する記事をこれまで200記事以上執筆してきました。