米国スマートコントラクトセキュリティ企業Quantstampが日本へ進出
米国スマートコントラクトセキュリティ会社であるQuantstampは6日、日本の大手金融機関野村ホールディングスからの出資を受け、日本への進出を拡大するとQuantstampのプレスリリースにて発表した。
発表によれば、Quantstampは多額の投資を野村ホールディングスから受けたという。野村ホールディングスは、個人・機関・政府への投資を行なっている。他に事業投資を行うDigital Garageも、Quantstampに投資したということだ。
野村ホールディングスが投資したというニュースはCrunchbaseにも3月6日に掲載されており、投資額の詳細は公表されていない。現在まで野村ホールディングスからの発表はまだない。
今回の出資を受けてQuantstampは、日本にQuantstamp Japan GKという支社を設立した。同企業は、今後スマートコントラクトの安全な運用をサポートする技術の提供をしていくという。
Quantstampの共同出資者兼CEOであるRichard Ma氏は、日本のスマートコントラクト市場はこれから成長していくと主張する。
野村グループ・シニア・マネージング・ディレクターである八木氏は、スマートコントラクトについて次のように寛解を述べた。
「スマートコントラクトは金融業界で、ブロックチェーンが普及するにつれてより重要な役割を担う。入念な調査をして、安全を保証することは今後欠かすことができないだろう」
2019年はじめに野村ホールディングスは、日本のメッセージアプリ大手LINE・Lvc Corporationと覚書契約を結んだ。これは、メッセージのデジタル資産とブロックチェーンビジネスの統合を見越したものである。
これら3企業は、ブロックチェーンに焦点を当てた金融提携をする予定だ。