仮想通貨チェーンリンク(LINK)、7日間で30%価格上昇 =企業向けブロックチェーンの促進「TCF」の発表が要因
2019年、最も上昇した仮想通貨として注目されるChainLink(チャーンリンク / LINK)が、再び急激な価格上昇を記録した。仮想通貨LINKは過去7日間で30%以上の上昇率を記録しており、この上昇要因にはチャーンリンクの前向きな開発が、起因しているようだ。
仮想通貨チャーンリンクは8日、大手コンピューティング企業「Intel(インテル)」や、2015年12月にLinux Foundationによって開始されたオープンソースのブロックチェーンプラットフォーム「Hyperledger」などの大手企業パートナーとともに、パブリックブロックチェーンとChainlinkOracleを活用し、企業向けにブロックチェーンの採用を促進することを目的とした「Trusted Computation Framework(TCF)」を発表した。
Along with @Intel, @Hyperledger, @EntEthAlliance & others, we’re excited to present a new Trusted Computation Framework that leverages public blockchains, Chainlink oracles & trusted computing to drive enterprise blockchain adoption. https://t.co/BSGGZJJfwu
— Chainlink – Official Channel (@chainlink) October 7, 2019
これによって、企業は簡単にブロックチェーン技術を導入し、ブロックチェーンが連携してバックエンドビジネスプロセスを改善、さらには企業と消費者の両方のコストを削減できるという。
Trusted Computation Framework(TCF)
「Trusted Computation Framework(TCF)」は、ChainlinkOracle使用してトランザクション(取引)の計算を、オフチェーンのTCFにルーティングし、プライバシーやスケーラビリティに関する企業が抱える要件や悩みを満たすことで、企業能力を大幅に強化することが可能になる。
また、金融、保険、およびグローバルトレードのサポートに特化したTCFは、パブリックブロックチェーンはもちろん、オフチェーンでの管理にも対応することができるため、ネットワークの速度の拡大とコストの削減を実現することが可能になる。
「Hyperledger Avalon」と題されたIntel(インテル)の投稿では、TCFの利用について、次のように説明されている。
「ブロックチェーン開発者が機密コンピューティングアプリケーションの次の波を提供するのははるかに簡単になります。トランザクションリソースをチェーンし、機密ローンシステム、信頼できるトークン、証明された神託などを提供します。」
今回の発表では、企業のブロックチェーンの活用に大きなサポートの役割を果たし、ブロックチェーンが一般的に普及する世の中への大きな一歩になることが予想される。