ドバイの不動産仲介業者がメタバースマンションの売却へ

ドバイの不動産仲介業者がメタバースマンション売却を計画

ドバイの不動産仲介業者USH(Union Square House Real Estate=ユニオンスクエアハウス)は、超高級物件に焦点を当てたNFT(非代替性トークン)の最初のセットを7月に発売することを目指していることが分かった。

USHは、ドバイ初のメタバースマンションを売却することを計画しており、購入者はレンガとモルタルの資産の有無にかかわらず、NFTを所有できるという。USHは月曜日の声明で、デジタルマンションはバイヤーがAR(Augmented Reality=各超現実)で自分の物件を見られるようになると述べており、USHの創設者兼マネージングディレクターであるガウラブ・アイダサニ(Gaurav Aidasani)氏は、次のように述べている。

主に若い世代で繁栄するドバイのような未来都市では、人々はデジタル資産の価値と可能性を理解しています。私たちは、デジタル不動産がすでに主流になっていると信じており、貸し手は、仮想不動産の購入において顧客をサポートするために住宅ローンも提供しています。これらすべての開発はデジタル資産に勢いを与え、メタバースの投資家に仮想資産の価値を倍増させる機会を提供します。


販路拡大の予定も

USH社は2022年7月に初のNFTの発売を目指している。

ドバイ名物の一つである木の形をした人口島であるPalm Jumeirah(パームジュメイラ島)、ゲート付きの住宅コミュニティであるEmirates Hills(エミレーツヒルズ)、クリスタルラグーンの見事な景色を望めるDistrict One(ディストリクト1)、高級ヴィラコミュニティのDubai Hills Estates(ドバイヒルズエステート)などのマイクロマーケットを中心とした超高級物件のみを販売するとのこと。USHの代表は今プロジェクトではドバイで開始されるものの、アブダビや他の主要都市に拡大する予定がある事を明らかにしている。

メタバー不動産市場はどれくらいの規模なのか

メタバースは、3次元のデジタル表現であるアバターによって表される参加者が相互作用するデジタル空間であり、仮想世界の人とオンラインで同等であり、相互作用と取引を実行できる空間である。

インターネットのように、定義された所有者は存在せず、メタバースは国際的に採用された規制の下で拡張できる仕組みである。メタの最高経営責任者であるマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏は、メタバースが5年から10年で実を結ぶと予測している。

Meta Metric Solutionsによると、4つの主要なメタバースプラットフォームの不動産販売は2021年に5億100万ドル(約642億円)に達し、今年は2倍になると予想されている。さらにBrandessenceの調査によると、メタバース不動産市場の規模は、2022年から2028年の間に年率31.2%の複合成長率で成長すると予想されているとのこと。

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