【コラム】ブロックチェーンプラットフォーム ERC20・ERC223とは?

ブロックチェーンプラットフォームについて

現在では、ブロックチェーンプラットフォームのトークンが多く存在します。

その中でもさまざまなシステムを導入して、他のトークンと差別化を図ろうとしており、将来を見据えたプロジェクトを行っているトークンが多いです。

今回はその中でも有名なイーサリアム(ETH)ネオ(NEO)そして、今後期待されるイオス(EOS)について、どのような優位性があるのかを考察していきます。

ERC20トークンとERC223トークン

ブロックチェーンプラットフォームとして有名なのが、イーサリアムです。

現在では、多くの通貨がイーサリアムを活用して作られています。

ERC20トークンは、イーサリアムのプラットフォーム上のみで使用されるトークンです。定められた基準があり、3つのオプションと6つの必須項目があります。

オプション

1, トークン名 2,シンボル 3,小数点以下の桁数(18桁まで)

必要項目

  • totalSupply 作成されたERC20トークンの総数を明らかにします。
  • balanceOf アドレス口座に保有しているトークン数が返還されます。
  • transfer  トークンの総数から一定数のトークンをアカウントへ転送します
  • transferFrom ユーザーがトークンを別のユーザーへ転送できます。
  • apporove  紛失したトークンも、余分なトークンもないことを確認します。
  • allowance トランザクションが起きる前に、ユーザーの口座残高をチェックして十分なトークンがなければ、トランザクションをキャンセルします。

 

ERC20はとてもシンプルであり、ある程度のスキルがあればだれでもトークンを作ることができます。また、取引所への上場も容易にします。

イーサリアムプラットフォームが人気があるのも、このような容易な部分が大きいと思います。

しかし、このような容易さからバグが発生することがあります。

それに対しERC223は、ERC20を改良して作られたものです。送金に必要なGASが最小限を最小限い抑えることできます。

そして、送金アドレスを間違えてもそのアドレスが存在しなかった場合は、送金先に返還されます。現在では、セルフゴックスと呼ばれる、間違えてトークンを消滅してしまうことが多発しています。

そのような問題をERC223は解決することができます。

トランザクションの開始が手動でしたが、そこを自動化することによりアドレスに誤りがないかを確認したうえでトランザクションが開始されます。

しかし、ERC223トークンを作ることは難易度が高く、容易に作成できるERC20トークンが増えているの現状です。

ERC223が主流になっていくのは来年以降かなと思います。ですが、イーサリアムにシェアが集まっている限り、間違いなくERC223トークンに移行していくでしょう。

ERC223は DOGE や NANJ などが採用しています。

NEOプラットフォーム

NEOはイーサリアムに次いで大きなシェアを持つブロックチェーンプラットフォームです。

中国がイーサリアムに対抗するために作り出しました。NEOはイーサリアムと共通する点が多いですが、NEOのスマートエコノミーは経済全体がスマートコントラクトで成立する経済圏です。プロジェクトの見据える先が違います。

また、コンセンサスアルゴリズムの違いがあります。イーサリアムではPOWを採用しています。(POSに移行予定)

NEOはDelegated Byzantine Fault Tolerance(DBFT)を採用しています。

これはNEOトークン保有者が投票によって代表ノードが推薦され、一括してチェーンの検証を行います。これにより、トランザクションは1秒当たり1000トランザクションを処理することができ、イーサリアムは現在、1秒間で30トランザクションなのでかなりの差があります。

しかし、分散型を特徴としている暗号通貨の中でかなり中央集権化なコンセプトとも言えます。

EOS.ioプラットフォーム

EOSは6月2日にイーサリアムプラットフォームから独自のプラットフォームであるEOSIOに移行しました。EOSプラットフォームは、将来的に大企業への導入により企業サポートを目的として開発されています。

EOSのコンセンサスアルゴリズムはDPoSを採用しています。

これは21ブロックごとに保有者が承認を行い、承認者を選出するというものです。とてもバランスの取れたマイニング手法と言えるでしょう。

しかし、こちらも非中央集権と言われる暗号通貨の中で、中央集権化してしまうことは否めません。

ですが、プロジェクトとして企業向けのサービスを提供するということなので、より企業が参入しやすいような仕組みと言えるでしょう。

EOSの特徴としては、高い処理能力が挙げられます。今後、1秒間に100万を超えるトランザクションを処理することができるようになり、これはクレジット会社であるVISAの処理速度を上回るほどの速さです。

また、EOSは取引手数料が無料です。取引手数料で処理速度が速いので企業が参入しやすいです。

EOS(イオス)メインネットローンチ詳細・対応方法 / Ethereum(イーサリアム)を凌駕する期待の仮想通貨 / トークンスワップ対応

2018.05.25

今後の市場シェアを考察

現在はイーサリアムがプラットフォームとして圧倒的なシェアがありますが、今後もこの流れが続くとは限りません。

NEO、EOSは大企業の参入がカギになると思います。

既存企業が暗号通貨市場に参入してくることが市場全体としても成熟化につながります。その中でどのプラットフォームを取り入れるかがそのトークンの価値上昇に大きく関わります。

個人的には、EOSが今年から来年にかけてかなり飛躍するのではないかと期待されています。それに伴い、価格も上昇していくことが予想されます。

イーサリアムとは違い、企業参入がしやすくなっているので企業資金が流れてくることが予想され、多額の資金がEOSに入るでしょう。

イーサリアムはERC223トークンが今後増えてくることになれば、さらに飛躍する可能性があります。決済として使用したいトークンにとって送金ミスは大きなリスクです。

その中でERC223を導入することによってその問題を解決することができます。

いずれにしても、今後どの通貨が主流なっていくのか、時価総額としてビットコインの次に位置するのはどの通貨かというのは、今後の市場の中でも大事なところであり、とても楽しみです。