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Biboxの投票キャンペーンについての解説と今後
現在、数多くある取引の中で人気が急騰しているのが、Biboxです。世界の取引所24時間の出来高でも12位にランクインしており、今後も更なる飛躍が期待できます。
創業に、OKCoin共同設立者、Huobi.comのコア創業者メンバーがいることが人気の要因の一つと言えるでしょう。
その中でも、BIX(Bibox Token)がトークン別の出来高ではトップであり、取引所トークンの人気が伺えます。
今回はそんなBiboxの投票キャンペーンについて解説していきます。
Biboxの特徴
Biboxの特徴として、アルトコインの手数料の安さがあります。通常、アルトコインには約0.2%の手数料がかかるのが一般的ですが、Biboxでは0.1%です。
Biboxのトレード手数料は0.1%です。
手数料の支払いにBIXを使用すれば、「0.05%」の手数料でトレードすることが可能です。BIXを使用することでは他の取引所と比べて、安価にアルトコインを入手できます。https://t.co/5cKWdmZ2aq pic.twitter.com/dCmZt10jKD— Bibox_JP (@bibox365jp) 2018年1月30日
また、BIX(Bibox Token)を支払いに使用すると更に半額で取引ができます。
他の取引所で扱っていないアルトコインが多くあることも特徴の一つです。
他にも「Bibox365」というICOを評価するシステムがあります。これは現在、極めて投資リスクの高いICOの中で専門家が信頼性の高いICOを厳選してくれるというシステムです。
これは数多くある取引所の中で、他の取引所との差別化を図ろうとしていることがわかります。また、ICOで資金調達をし、上場させたいと考える企業側にもメリットがあり、今後の暗号通貨市場の健全化に務めているとも言えるでしょう。
投票キャンペーン
現在では、多くの取引所が他の取引所との差別化を図ろうとさまざまなイベントやキャンペーンを行っています。
Biboxでは、5月18日から5月25日まで第2回上場選挙が行われています。
随時イベントを更新:https://bibox.zendesk.com/hc/en-us
ユーザーとしてのメリット
この投票では、全ての上場申請の中から投票プールに12の資格のあるプロジェクト(トークン)が選ばれます。12チーム(トークン)から3つまで投票が可能であり、応援したいプロジェクトが複数あるユーザーにとってはとても良いシステムとなっています。
1BIX=1票という基準となっており、最大で10000票まで投票が可能となります。また、200BIX相当以上のトークンを保有しているユーザーにのみ投票権が与えられます。
日本円にして約24000円取引所に入っていれば投票権が与えられます。このことから投票権を得ることは容易であり、Biboxにアカウントを持っているほぼ全てのユーザーが投票に参加できるというシステムになっています。
落選したプロジェクトチームに投票したBIXは発表後にユーザーに返還されます。ユーザーとしてはリスクなく投票を楽しむことができるので、投票数が今後増えていくことでしょう。
そして、投票数の多い3つのプロジェクト(トークン)が最終的な受賞者となります。投票が終了するとBiboxが投票について厳正な調査を行い、有効性を保証した後に発表されます。
受賞トークンは、7営業日以内にBTCとETHの取引ペアでBiboxに上場します。
Biboxではユーザーの参加を促進し、自律性を保護するために投票に対してインセンティブの付与の仕組みを構築しています。トークンを付与する金額はプロジェクトチームごとに設定が違います。
例:1BIX=0.1トークンを付与し、さらに1000トークンを投票数に応じて比例分配する。
これは単なる例でありプロジェクトチームによって様々です。付与は3回に分けてユーザーに送金されます。
3分の1は、トークンが掲載された時点で投票者に送金され、残りは2週間以内に各月曜日の17:00(UTC+0800)に送金されます。
こうなれば、ユーザーとしては応援していたプロジェクトが上場し、トークンも付与されるという願ったり叶ったりの状況ですね。
また、専門家が厳選した12のプロジェクトということで、安心して投資することが出来ます。
私たちのトークン一覧委員会は、正式な申請リンクを通じて、すべての上場申請から12の適格案件を投票プールに選定します。選択基準は、投資価値とリスク評価の両方に基づいています。2番目の投票リストは別途発表されます。最新情報やプレスリリースに関するお知らせにご注意ください。
プロジェクトチームのメリット
プロジェクトチームはBIXを保証基金として拠出する必要があります。この保証基金はBiboxに入金され、12か月後にプロジェクトチームに返還されます。トークンが上場廃止をする場合、保証基金の未返済部分はユーザーの補償として使用されます。
投票で落選したプロジェクトチームは、次の投票に参加するか、やめるかを選択できます。次回の投票に参加することを決定した場合、保証基金は返還されません。終了を決めた場合は保証基金が返却されます。
また、投票からBIXの一部をプロジェクトの後のメンテナンスに使用され、その他はBiboxエコロジーの開発に使用されます。
プロジェクトチームはコストを最小限に抑えて上場のチャンスを得ることが出来ます。また、技術者ばかりでマーケティングがうまくできないプロジェクトチームにとっては、ユーザーに対して認知してもらえる絶好のチャンスにもなります。
上場することが出来れば、今後プロジェクトを進めていくうえで大きなアドバンテージになるでしょう。そして、価格の上昇が大いに期待でき、時価総額も上昇します。
上場できずに落選してしまったとしても、新規アルトコインにとってはメリットが大きいと思います。
専門家が厳選し12のプロジェクトを選定するため、プロジェクトの健全性を証明することもできます。
Biboxの考察
現在では、ICOでの詐欺事件が横行しているなど、無駄なリスクが多い印象があります。Bibox365のように投資家に、より安全で安心できる投資を提供しようとする試みは素晴らしいと思います。
そして、投票キャンペーンのような形で市場のトレンドとユーザーのニーズを確認しつつ、ユーザーの要望に応えるというやり方はとても賛同できます。
プロジェクトを行う側もそのニーズをとらえるようなプロジェクト展開をしていかなければなりません。また、投票数を獲得するために情報公開も積極的に行っていかなければなりません。
これにより市場の透明性を確保する狙いがあると考えられます。
今の取引所の中で本当に安全と言える中央集権型の取引所がない中で、どのようにして市場の成熟化、そして詐欺などの無駄なリスクが最小限に抑えられた方向に向かっていくのか、とても楽しみなところです。
また、取引所トークンであるBiboxTokenを使用して投票が行われるため、他の取引所と同様に投票前にはBIXの価格が地合いに関係なく上昇しています。
取引所トークンのように、ある程度取引所が価格操作出来てしまうトークンはアンフェアではあります。しかし、投資という観点から言えばリスク回避としても使えますし、価格上昇も期待できます。BIXをポートフォリオの1つとして加えてみることはとてもオススメです。
取引所ごとにさまざまなイベントやキャンペーンが行われており、他の競合している取引所の差別化をどこも図ろうとしています。どこの取引所で取引を行うのかも、どの通貨に投資するのかと同じくらい慎重に選ばなくてはなりません。
その中でもBiboxは手数料の安さ、取り扱いコインの多さ、そして今回のようなキャンペーンなど世界の大手取引所と比べても遜色がないと感じさせるほどです。
ただし、多くのコインを上場させてしまうと、Biboxへの上場に対して市場の反応が薄くなってしまいます。
そのため、上場によって大きな利益を生むことは難しいです。日本の取引所と比べて、中国の取引所は多くのコインを扱っているため、取引高が多くなることは当然のことであり、取引高を基準に取引所を選ぶことはあまり利口であるとは私は思えません。
現在のニーズとしてはFXのように取り扱いコインが多く、取引手数料が安いところが好まれます。
Biboxが今後も今回のようなキャンペーンを定期的に続けていけば、世界的な認知度も高くなり、BIXと価格もHuobiトークンを追うように上昇していくでしょう。
今後の取引所の覇権争いに割って入ってくることを楽しみにしています。