Worldcoin(ワールドコイン)がレイヤー2デビューに先駆けてPayPal、OpenAIとの提携を模索

Worldcoinがビジネスモデルを拡大

サム・アルトマン(Sam Altman)氏率いるWorldcoin(ワールドコイン)の背後にあるイノベーターであるTools for Humanity(ツール・フォー・ヒューマニティ)社は、World Chain(ワールド・チェーン)でブロックチェーン業界を再定義する準備ができており、同社は業界大手のPayPal(ペイパル)や OpenAI(オープンAI)との提携の可能性を模索している事がブルームバーグの報道によって分かった。

これらの取り組みは、Worldcoin の金融とAI(人工知能)への大胆な拡大を示唆している。Tools for Humanityのアレックス・ブラニア(Alex Blania)CEO(最高経営責任者)は、OpenAI との戦略的連携を示唆。同CEOは、具体的な詳細はまだ最終決定されていないものの、このコラボレーションは当然のことながら両社の技術的願望と合致していると述べている。一方のPayPalとの協議は進行中だが、まだ正式な合意には至っておらず、次のように語っている。

私たちがどのように協力していくか、そして今後どのように協力していくかについては、当然のこともいくつかありますが、それについてはまだ発表できる段階ではありません。


パートナーシップはWorldChainに続いて実施か

予想されるパートナーシップは、Worldcoinの最新イノベーションであるWorld Chainに続いて行われる予定だ。

これは、自動システムよりも人間の関与を優先するように設計されたイーサリアムレイヤー2ネットワークである。認証された個人にブロックスペースとガソリン手当を優先的に提供し、日常の取引をよりアクセスしやすくするという。夏にデビューを予定しているこのネットワークは、World IDの本人確認(PoP)を活用することで、トランザクション効率を向上させ、ユーザーエンゲージメント(※顧客との関係性の強さ)を拡大することを約束するものとなっている。

WorldcoinがWorld Chainの立ち上げに近づくにつれ、これらのパートナーシップが世界規模での分散型テクノロジー、本人確認、金融取引の未来をさらにどのように形作るかについての期待が高まっている。1年以内に1,000万人を超えるユーザーと7,500万件のトランザクションを誇るWorldcoinは、ブロックチェーン技術の新しい標準を急速に確立している。

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。