フラッシュローン攻撃、オリジンプロトコルが補償計画を発表

オリジンプロトコルチームが保証計画発表

オリジンプロトコル(Origin Protocol)チームが、11月のフラッシュローン攻撃によって悪影響を受けた預金者に対する補償計画を発表した。

このフラッシュローン攻撃は、NEXTMONEY「700万ドル相当のステーブルコイン「OriginDollar」がハッキング被害に」でも報じた様に、今年11月17日にハッキング被害に遭っていたことを発表している。発表された内容によると、現在、攻撃を受けていた時点でオリジンドル(Origin Dollar/OUSD)に預け入れられた価値の100%に等しい補償を提供する計画を公式ブログの中で述べている。

同チームは、ハッキングの前後のOUSDの保有が、受け取る報酬パッケージの重要な決定要因になることを明確にしており、Mediumを介して発行されたアップデートで、OriginProtocolのプロダクションエンジニアであるミカ・アルコーン(Micah Alcorn)氏は次のように述べた。

影響を受けたユーザーの約3分の2は、新たに作成されたOUSDの形で全額補償を受けます。影響を受ける残りのユーザー(主に大規模な預金者)は、報酬の25%をOUSDで前払いで受け取り、報酬の75%を1年間ロックされているオリジントークン(OGN)で受け取ります。すべての資金を前もって利用できないようにするため、ロックされたOGNは年間で25%の利息を獲得します。これは、報酬のOGN部分について、ユーザーは、報酬プログラムが今後数週間で稼働してから1年後にOGNの1.25倍の値を受け取ることを意味します。

一方、チームは、報酬プランがプロジェクトの見通しに悪影響を与えないことを主張している。

この点を強調して同チームは、ベータユーザーに公平であると同時に、会社の進路を危険にさらしたり、既存のOGN保有者に損害を与えたりしない報酬プランの開発に着手したと強調。報酬の自己負担部分についてはかなりの一時的な出費になると述べている。しかし、OUSDやその他のeコマース製品の成功を確実にするために十分な資本があるとコメントしている。

興味深いのは、今回のアップデートでは、ハッキングで100万ドル以上を失ったにもかかわらず、創設者はこの計画の一環として補償を受け取らないと述べている点である。

フラッシュローン攻撃の直後、オリジンプロトコルチームは、盗まれた資金の回収に役立つ情報を持っている人に、報酬として100万ドルを提供することを約束。さらに、オリジンチームは、仮想通貨取引所やサードパーティ(※第三者や当事者外の第三者を指す)と協力し、盗まれた資金を凍結し、回収することを約束している。

ただし、現時点では、これに関する新たな更新や情報は今のところない。なお、さらに詳しい保証内容については「Origin Dollar (OUSD) Detailed Compensation Plan(オリジンドル(OUSD)詳細な報酬プラン)」を参考に。

700万ドル相当のステーブルコイン「OriginDollar」がハッキング被害に

2020.11.17

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