トランプ氏のDeFiプロジェクトがローンチ前にダウンも1時間で3億4400万トークンを販売

トランプ氏のワールド・リバティ・ファイナンシャルがサイト不具合に見舞われる

ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏ファミリーが支援する仮想通貨ベンチャー企業、World Liberty Financial(※以下、ワールド・リバティ・ファイナンシャルはWLFと表記)のネイティブトークンのローンチに先立し、トラブルに見舞われていたことが分かった。

日本語訳:
トークンセールの1時間前にサイトが真っ白になるなんておかしい。

同プラットフォームは、近々予定されているWLFIトークンローンチについて話題を呼んでおり、多数の投資家を獲得。同氏が現在進めている「仮想通貨大統領」キャンペーンは、多くのベンチャー企業を生み出している。同氏による最新の取り組みであるWLFは、ここ数週間、従来の銀行システムに挑戦する革新的なツールとして大いに話題になっていたものの、期待されるローンチは、不安定なスタートとなってしまった。

約2,900人の投資家がトークンを購入し、3億4,400万WLFIが販売された。ただし、その量はパブリックセールの200億トークンのわずか1.7%に相当。パブリックセールに割り当てられたトークンは、1トークンあたり0.015セントの固定価格で設定され、全トークンが購入されたと仮定すると、3億ドルの資金調達につながったことになる。さらに、一般公開されていないトークンを含めたトークンの総供給量は1,000億ドルである。

不具合に見舞われるも1時間未満で多くの保有者に販売される

トランプ氏が所有する仮想通貨ベンチャー企業、WLFは、WLFIトークンローンチの前とローンチ中に、いくつかの不具合に見舞われ、2024年10月15日火曜日に予定されているこのローンチは最近話題になっており、多くの人がその到来を待ち望んでいた。

しかし、ローンチ直前に、投資家はウェブサイトの不具合に気づき、アクセスしようとするとメンテナンスメッセージが表示されていた。プラットフォームはすぐに回復したものの、ローンチから1時間未満で別の不具合が発生したと報じられたものの、オンチェーンデータによると、3億4,400万を超えるトークンがすでに約2,900人の保有者に販売された。

プロジェクト貢献者は以前、WLFIトークンは譲渡不可であり、有資格投資家にのみ配布されると説明。ローンチ前に、WLFは10万人を超える認定米国投資家がWhiteリストに承認したことも発表していた。なお、ワイトリストに登録されたすべての投資家は、特定の財務要件を満たしている。

ゴールドペーパー

トークンの背後にあるチームは、2024年10月15日(火曜日)に「ゴールドペーパー」をリリースし、WLFプロジェクトとトークンの役割についての詳細を共有した。

WLFは、ユーザーが仮想通貨を貸し借りできる統合プラットフォームで、トークンの所有者は、他のガバナンス問題とともに、プラットフォームの運営方法についても発言権を有する。WLFIを保有することで、投資家はさまざまなプラットフォームの変更を提案できるものの、WLFIは無期限にロックされており、別のウォレットに転送できない。なお、ガバナンスに関連するすべての決定は、米国の規制に準拠するものとなっており、ゴールドペーパーで以下のように言及されている。

WLFは、分散型資産が提供する自由を損なうことなく、米ドルの地位を維持し、次の世紀も世界の準備通貨であり続けることを目指す米ドルベースのステーブルコインとDeFiアプリケーションをサポートすることを強く信じています。

また、WLFプロジェクト資料では、トランプ氏の息子2人が「Web3アンバサダー」と表現されている一方、同氏は「仮想通貨の主任提唱者」と表現されている。