SECはヴァルキリーのレバレッジドビットコイン先物ETFを拒否の可能性

Valkyrie Investments拒否からのレバレッジETF

米国の経済メディアとして広く知られるWall Street Journalによると、米国SEC(米国証券取引委員会)は、ヴァルキリー(Valkyrie Investments)が、レバレッジビットコイン先物ETFを作成することを拒否した事が分かった。

NEXTMONEYの特集記事「ヴァルキリーインベストメントが米国のビットコインETF公開間近に迫る」で報じたように、同社のビットコインETFが公開間近とみられていた。しかし、WSJの報道によると、ヴァルキリーは、1.25倍のレバレッジでビットコイン先物を提供し、リスク許容度の高い投資家を対象としていた。同社が引き続きETFを追求するかどうかは現段階で不明ではあるが、過去に多くの資産運用会社がETFの承認を繰り返し試みてきたことを考えると、それは同社も再度申請するのではないかと言われている。

ヴァルキリーは2021年10月、レバレッジなしのビットコイン先物ETFをすでに開始している。その同社初のファンドは、今日のレバレッジファンドに影響を与えるニュースの影響を受けないとみられる。

レバレッジドETFはリスクが高い

10月4日(月曜日)、SECのゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長は、レバレッジされたETFのリスクを強調したが、それらを完全にブロックすることは提案していない。

むしろ、レバレッジドETFは洗練された投資家にもリスクをもたらす可能性があり、予期せぬ方法で運用することにより、システム全体のリスクを生み出す可能性があると述べている。同委員長は、逆ETFおよび複雑なETPとして販売されているファンドにも声明を適用し、これにより、Direxionなどの企業から提案されたETFが同様の問題に直面する可能性があると推測されている。

ビットコイン先物ETFにより、投資家はビットコイン先物の市場パフォーマンスに関連する商品に投資でき、それらは小売取引所ではなく伝統的な市場で取引されている。なお、ヴァルキリーのサービスに加え、ProSharesのETFも今月公開されるほか、VanEckのETFが来週発売される予定である。

ヴァルキリーインベストメントが米国のビットコインETF公開間近に迫る

2021.10.21

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