米投資企業がコインベースやBakktとのホールディングスで、ヘッジファンドを開始
投資会社US Capital Globalが、コインベースとバックト、タゴミのホールディングスの保有資産に、トークン化されたベンチャーファンドを追加すると発表した。発表によると、認定投資家は、ベンチャー投資会社CityBlock Capitalによって設計されたNYCQ基金に、10億円相等の株式出資することが可能になる。
この基金は仮想通貨の資産を保有していないが、仮想通貨スタートアップへの出資をしている。そして、ソフトバンクキャピタルやゴールドマンサックス、ウェルズファーゴ銀行の従業員によって、監視及び開発がされている。
新たにできた金融商品(ベンチャーファンド)は、US Capital Globalの子会社であるUS Capital Global証券によって提供される。US Capital Global証券のチャールズ・タウレCEOはこのように述べている。
「流動性のある投資機会とリスクを抑える最小投資額を組み合わせれば、ファンドは認定投資家に対して常に、機関投資家が利用可能なブロックチェーン基盤の投資にアクセスできる機会を与えられる」
一方、US Capital Globalは、コメントに応じなかった。
タウレCEOは、ファンドへの投資機会はすでに開かれているとも語った。この動きは、典型的な仮想通貨ベースのスタートアップが公平な立場をとる点において興味深いという。
NYCQは、ニューヨークの新興企業への投資を目的に2018年5月、設立したベンチャーファンド。ブロックチェーン基盤のNYCQトークンを発行して資金を調達し、将来性のある企業への投資を手掛けている。