リップルがRLUSDの取引所パートナーを発表
リップル（Ripple）は、は、ステーブルコインであるリップルUSD（Ripple USD/RLUSD）のローンチに先立ち、初の仮想通貨取引所とエコシステムパートナーを発表した。
リップルは2024年10月15日（火曜日）、マイアミで開催されたRipple Swellにて、伝統的な金融と仮想通貨経済を効率的に橋渡しすることを目指した新ステーブルコインRLUSDの取引パートナーを発表。公式発表によると、待望の新ステーブルコインの一般公開では、Uphold（アップホールド）、Bitstamp（ビットスタンプ）、CoinMENA（コインメナ）、Bitso（ビットソー）の仮想通貨取引所が初期サポートを確立する。なお、MoonPay、Independent Reserve、Bullishとも契約を締結しており、これらの取引所は、RLUSDが稼働開始後、その配布を担当する予定だ。さらにリップルは、流動性サポートのために、B2C2やKeyrockなど、複数のマーケットメーカーと提携している。
RLUSDはは米ドルに固定されており、ユーザーに信頼性、市場へのアクセス性、強力な法的地位を提供。リップルは、RLUSDを支払いや資産のトークン化、DeFi（分散型金融）における企業向けの主要なステーブルコインとして位置付ける予定だ。リップルのブラッド・ガーリングハウス（Brad Garlinghouse）CEO（最高経営責任者）は、RLUSDのような高品質のステーブルコインに対する強い需要を強調。同CEOは、顧客やパートナーがさまざまな金融取引にこのタイプのステーブルコインを要求していると述べている。
RLUSD諮問委員会を設立
リップルは、この資産の市場導入を指導するためにRLUSD諮問委員会を設立している。
委員会メンバーには、元FDIC（米連邦預金保険公社）議長のシーラ・ベア（Sheila Bair）氏、コインベース（Coinbase）とサークル（Circle）が共同で創設元CENTRE Consortiumのデビッド・プース（David Puth）CEO、リップルの共同創設者のクリス・ラーセン（Chris Larsen）氏が含まれる。ベア氏は、金融インフラの近代化と金融包摂の拡大におけるステーブルコインの重要性を強調しており、リップルのコンプライアンス第一のアプローチを支持すると表明。ステーブルコインは従来の金融とデジタル経済の架け橋として機能し、安定性を提供し、ブロックチェーンの透明性の恩恵を受けると述べている。
Ripple の RLUSD は、世界市場で高まる規制されたステーブルコインのニーズに対応することを目的としており、強力な規制当局の支援と重要なパートナーシップにより、Ripple は RLUSD が仮想通貨の採用を促進し、安全でコンプライアンスに準拠したエンタープライズ ソリューションをサポートすると考えている。
