バーレーン中央銀行はOpenNode経由でビットコイン決済をテスト

バーレーン中央銀行がビットコイン決済をテスト

CBB(Central Bank of Bahrain=バーレーン中央銀行)は、バーレーンのビットコイン決済処理業者であるOpenNodeと協力し、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の支払い処理と支払いソリューションをテストする予定である事が分かった。

公式プレスによると、OpenNode は、この動きが「バーレーンの人々、中東、そしてビットコイン経済全体にとって重大な分岐点である」と考えており、今後はソリューションインフラストラクチャーを提供していく予定とのこと。規制サンドボックス(※1)は 2017 年に初めて開始され、その後、CBB は OpenNode がそのフレームワークに参加することを承認している。

(※1)サンドボックスとは…
ブロックチェーン等の新技術実用化や、プラットフォーマー型ビジネス、シェアリングエコノミーなどの新ビジネスモデルの実施において、現行規制との関係が困難な場合、新技術やビジネスモデルの社会実装に向け、事業者の申請に基づき、規制官庁の認定を受けた実証を行い、実証により得られた情報やデータを用いて規制の見直しに繋げていく制度の事。※内閣官房公式サイトより引用。より詳しい内容は、内閣官房「規制のサンドボックス制度(新技術等実証制度)について」をご覧ください。

このフレームワークは、金融テクノロジー企業が国内でアイデアやソリューションをテストできるようにするもので、OpenNodeのアフナン・ラーマン(Afnan Rahman)CEO兼共同創設者は、次のように語っている。

OpenNodeのビットコインインフラストラクチャーソリューションは、国、政府、評判の良い金融機関がビットコイン標準を採用し、ライトニングネットワークで取引する道を開き続けています。


規制されたバーレーンデジタル経済の一部

新たなビットコイン決済ソリューションは、規制された市場におけるバーレーンのデジタル経済の一部となる。

バーレーン経済開発委員会金融サービス投資開発部門のエグゼクティブ ディレクターであるダラル・ブヘジ(Dalal Buhejji)氏は、支払い処理業者によってテストされるイニシアチブは不可欠であり、同時に規制措置を遵守しながら革新の必要性を強調していると述べている。バーレーンを含む複数湾岸諸国は、10年間消極的な態度を維持してきた後、仮想通貨への取り組みを本格化させている。

同国、集中型仮想通貨取引所を引き付けようとしており、そのため、世界をリードするプラットフォームの 1 つであるBinanceは、CBBから仮想通貨サービス プロバイダーのライセンスを取得。同国は、BinanceがGCC(※2)(Gulf Cooperation Council=湾岸アラブ諸国協力評議会)を通じて完全規制の下でサービスを提供するための初の国に躍り出た。

(※2)GCC(湾岸アラブ諸国協力評議会)とは…
アラブ首長国連邦、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビアからなる、中東・ペルシア湾岸地域における地域協力機構の事。

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