ソニー、アンバージャパンを買収で仮想通貨取引所を開設予定

ソニー、アンバージャパンを買収で仮想通貨取引所を開設予定

ソニーグループがアンバージャパン（Amber Japan）を買収し、仮想通貨取引所市場に正式に参入した事がわかった。

日本最大かつ最も影響力のある企業の1つであるソニーグループは、ソニーは、2022年のFTXの崩壊以来、大きな問題に直面している仮想通貨取引所アンバージャパンを買収し、仮想通貨市場に参入。アンバージャパンは、以前はディーカレット（DeCurret）として知られ、規制されたデジタル資産取引サービスを提供するグローバルアンバーグループの日本子会社である。この戦略的買収は、ソニーの次のビジネスベンチャーの仮想通貨市場を探索する始まりの始まりであり、リソースと専門知識を活用し、規制された日本の仮想通貨市場で革新を起こすと期待されている。

Exclusive: Sony Group, one of Japan's largest companies, has acquired Amber Japan, officially entering the crypto exchange field. Sony's businesses include games, music, cameras, etc., with a market value of more than $100 billion. Singapore market maker Amber Group acquired… pic.twitter.com/XOHFIUmKtJ

— Wu Blockchain (@WuBlockchain) July 1, 2024

仮想通貨ジャーナリストのウー・ブロックチェーン（Wu Blockchain）氏によると、ゲーム、音楽、カメラで知られる日本のコングロマリットであるソニーグループは、アンバージャパンを買収することで、仮想通貨取引所市場に正式に参入。また、2024年7月1日（月曜日）にPRタイムズを通じた公式発表によると、仮想通貨取引サービスWhaleFinを運営するアンバージャパンは、社名をS.BLOXに変更。WhaleFinプラットフォームは、再設計されたUI画面や、より使いやすい新しいモバイルアプリなど、今後リニューアルされる予定である。なお、リニューアルにより、サポートされる通貨と機能も拡大するとのことだ。

FTX崩壊の余波を受けたアンバージャパン

アンバーグループは、2022年に日本の仮想通貨取引所ディーカレットを買収し、アンバージャパンにブランド名を変更することで、日本への事業を拡大した。

しかし、同社は、現在は閉鎖されている仮想通貨取引所FTXへの取引資本の一部のエクスポージャーにより、財政難に直面。FTX騒動の後、アンバーグループは資金調達計画を転換し、2022年12月に3億ドル（約484.5億円）のシリーズCラウンドを調達。このラウンドはFenbushi Capitalが主導し、TemasekやCoinbaseなど、著名な支援者が参加。アンバーグループは、この資金調達により、FTXの崩壊でお金を失った顧客を保護するのに役立つと主張している。

S.BLOXがWhaleFinを刷新

S.BLOXは、ユーザーインターフェースの完全な刷新や新しいアプリケーションのリリースなど、WhaleFinサービスの主要な計画を発表し、声明の中で、S.BLOXは次のように述べている。

ソニーグループのさまざまな事業と連携することで、仮想通貨取引サービスに新たな価値を生み出すことを目指しています。引き続きWhaleFinをご支援くださいますようお願いいたします。

同社は、ソニーグループ株式会社の完全子会社であるクエッタウェブ株式会社に2023年8月に買収され、ソニーグループの関連会社として運営されている。また、S.BLOXは2024年1月31日にWhaleFinの改良版をリリースし、UI画面のデザインを強化。さらに、新しいアプリをリリースしてWhaleFinサービスをリニューアルする予定とのことだ。