ジャオ・チャンポン氏は仮想通貨コミュニティに自分の犬をミームコインにすることを検討中

ジャオ・チャンポン氏は愛犬をミームコインにすることを検討中

バイナンス（Binance）の前CEO（最高経営責任者）であるジャオ・チャンポン（趙 長鵬：Zhao Changpeng）氏が、自身の愛犬をモチーフにしたミームコインを発表する可能性が明らかになった。

このアイデアは、ソーシャルメディア上のやり取りが狂乱状態に陥り、ユーザーたちが彼のペットの名前と写真を明らかにするように迫ったことから生まれたものだ。事の発端は、あるXユーザーが、ビットコインが10万ドル以上を維持できていないことに不満を爆発させ、その価格闘争に関するミームを投稿したことであり、ジャオ氏は以下のように会話に飛び込んでいる。

Honest newbie question. How does this work? I share my dog's name and picture, and then people create memcoins? How do you know which one is "official"? or does that even matter?

(I see many people asking for a name and a picture. 😂) https://t.co/ZcvEhzgwmM

— CZ 🔶 BNB (@cz_binance) February 12, 2025

同氏はその30分後、「答えがわかったよ。かなり面白い仕組みだ。大きな決断をするときはいつもそうだが、1日かそこら熟考するつもりだ。彼（犬）のプライバシーを尊重するか、それとも大義のために犬のDoxをするかまあ、BNBチェーンのミームのカップルとも交流できるかもしれないしね。」と投稿している。

かつてはミームコインに対して懸念を表明

同氏は、ミームコインに対する懸念を繰り返し表明しており、2024年11月、彼はこのトレンドを奇妙であると指摘し、開発者たちに誇大宣伝のトークンではなく、本物のブロックチェーンアプリケーションを構築するよう促している。

2023年以降、ミームコインは仮想通貨市場を支配し、特にソラナ（Solana）ブロックチェーン上に構築されたものは、現在の強気サイクルさえも支配している。2025年2月9日（日曜日）、バイナンスはその1つを立ち上げるためのチュートリアルを掲載したが、チュートリアルで使用された偽トークンであるTSTは、トレーダーがそれを狙撃したためすぐに急騰し、同氏はバイナンスが関与しているとの憶測を呼んだ。

バイナンスのトークン上場決定から距離を置いたジャオ氏

同氏はまた、バイナンスのトークン上場決定から距離を置き、コインの上場方法を批判しており、上場の4時間前にしか上場を発表しないことを指摘し、そのプロセスに欠陥があることを認めXを通じて次のように説明している。

私は彼らの上場プロセスには全く関与していません。過去の経験から、人々はいつもなぜこれを上場して、私が持っているコインを上場しないのかと文句を言います。皆さんは聞きたくないかもしれませんが、取引所は人気のある（取引量のある）コインを早く上場するよう競争しなければなりません。もしあなたのコインがトレーダーから積極的に求められているなら、取引所と話す必要はありません。私がいつも言っているように、取引所ではなく、あなたのプロジェクトに取り組んでください。

さらに同氏は、規制当局がユーティリティトークンを積極的に標的にし、証券と偽ってレッテルを貼ってきたこと、そしてその圧力が開発者をミームトークンに駆り立てたことを指摘。明確で具体的な価値を持つ資産は投機されにくいが、ミームトークンはボラティリティで繁栄すると述べた。

そのことから、明確な有形価値を持つものは投機しにくい一方、ミームコインは楽しく、予測不可能で、非常に投機的であるとの見解を示したとのこと。彼はミームコインの取引はしないが、仮想通貨市場にミームコインの居場所があることは認めており、「何かにハマらないからといって、それに反対しているわけではありません」と 11日の投稿で明言した。