バーレーン、中東で初となる仮想通貨規制の制定を発表

バーレーン、中東で初となる仮想通貨規制の制定を発表

仮想通貨市場の成長に必要な「仮想通貨の規制問題」は、中東に位置する国バーレーンが大きな一歩を踏み出した。

同国バーレーンの中央銀行(CBB)は昨年12月、仮想通貨に関する規制案を提出したことを発表。そして今月25日、新たな仮想通貨に関する規制を制定したと発表した。ブルームバーグが報道したバーレーンの仮想通貨規制法案によると「世界初となるアラブでの仮想通貨規制の制定」となるようだ。

バーレーンが発表した仮想通貨に関する規制の制定

今回の仮想通貨規制の制定の詳細は、ライセンス、ガバナンス、最低資本金、統制環境、リスク管理、AML/CFT、業務遂行基準、利益相反の回避、報告、仮想通貨サービスに関するサイバーセキュリティの規則を中心として規制を取り扱うようだ。

また今回のバーレーンの仮想通貨に関する規制の制定について、CBBの銀行監督統括責任者であるKhalid Hamad氏は次のように発言している。

「私たちは、世界中の主要な金融センターで行われている革新と歩調を合わせるために、規制の枠組みを引き続き強化していきます。暗号資産に関する規則のCBBによる導入は、MENA地域における主要な金融ハブとしてのバーレーンの立場を支持するFinTechエコシステムのための包括的な規則を開発するというその目的に沿っている。」

さらに、今後のCBBの対策では仮想通貨交換業として認可されている取引所に対して、注文照会、取引前後の透明性、市場操作および市場濫用の回避のための措置、利益相反に関する規制の遵守に努めていくようだ。