元NSAのスノーデン氏がSHIBへの投資に警告
元NSA(National Security Agency=国家安全保障局)のコンサルタントであるエドワード・スノーデン(Edward Snowden)氏は、苦労して稼いだお金をシバイヌに入れるのは悪い考えだと考えており、SHIBに投資する投資家に警告した事が分かった。
実用価値の低い仮想通貨で、ミームコインとしてドージコインと人気を二分するSHIBは、市場で多くの話題を呼んでおり、多くの個人投資家の注目を集めている。
シバイヌの作成者は、トークンを作成する際、コミュニティがどのように構築され、リスクを嫌うトレーダーのグループで、もともとは金融投資として考えられていないミームコインがどのように機能するか、理解するための社会実験に着手した。一方、SHIBのファンは、スマートコントラクト、NFT(非代替性トークン)機能、および流動性をマイニングする機能が有用で実用的であると主張している。
これらについて批評家であるスノーデン氏は、コインのラリーは非常に不安定であり、膨らんだ価値は、機能している大きな愚か者理論を示していると主張。ウィキペディアにも定義されているように、Bigger Fool(日本語訳:より大きな愚か者)理論は、過大評価された資産を購入する意思のあるさらに大きな愚か者が見つかるまで、資産の価値が上昇することを示唆している。この理論の枠組みの中で、投資家は、「さらに大きな愚か者」である他の誰かに転売することを期待し、その真の価値を考えずに過大評価された資産を購入している述べている。
シバイヌのラリー
スノーデン氏は、農場や住宅など、シバイヌに巨額の金銭的犠牲を払う人々、つまり投資家らを心配しており、同氏はSHIB購入を「ゴミを買う」と過激な表現を用いてTwitterで次のように語っている。
People can buy any garbage they want and I'm okay with it. The problem is when they get emotionally manipulated into mortgaging the farm based on a meme's worth of understanding.
If you want to drop some Happy Meals on lottery tickets, knock yourself out. But not the rent money.
— Edward Snowden (@Snowden) October 31, 2021
CoinMarketCapの調べによるとSHIBは、わずか1カ月で829%上昇し、仮想通貨時価総額ランキングで9位に入った。シバイヌトークンは、2020年8月にRyoshiという匿名で作成され、プロジェクトのホワイトペーパーで、彼はシバイヌを「自発的な分散型コミュニティを作成する実験」と呼びんでいる。しかし、NEXTMONEYの特集記事「イカゲームコイン価格が99.99%急落:開発者は250万ドル持ち逃げ」で報じたように、大々的な誇大広告によって爆発的な人気を獲得したトークンでも、作成者側の詐欺は、この種のトークンに投資する際の主なリスク要因である。そして、詐欺プロジェクトはいつでも崩壊する可能性があり、投資家は十分な警戒心を持って投資しなければならない。