中国の大手保険会社PICC(People’s Insurance Company of China )がブロックチェーン上で物流や製品の管理を行う仮想通貨VeChainやノルウェーに本社を構えるリスク管理会社DNV GLと提携することが1日、VeChainの発行体であるVeChain Foundationの公式Twitterによって発表された。PICCの総資産は126億ドルにも及んでいる。
People's Insurance Company of China (PICC), one of the largest insurer globally with $126 billion total assets, is opting to embrace blockchain technology with the help of DNV GL and VeChain. https://t.co/2CyZsybRvm
— VeChain Foundation (@vechainofficial) September 1, 2018
経済ニュースを取り扱う情報サイトbusinessinsiderによると、VeChainのブロックチェーンを使うことでPICCは納期の短縮、保険料の削減、詐欺の防止、KYC(本人確認)のコンプライアンス向上、クレーム経験の向上を見込めると考えている。
VeChainは時価総額ランキングで20位前後に位置している。以前はイーサリアムのブロックチェーンを使っていたが、6月30日から独自のブロックチェーンへと移行した。Binance、Huobi、LBankといった海外の大手仮想通貨取引所で取り扱われている。
日本国内で取り扱っている仮想通貨取引所は現在のところ存在しないが、テレグラム上では日本語のコミュニティが既につくられている。
保険会社が提携するということは、このプロジェクトに相当期待しているということですね。Vechainは、ICO時からVCにも注目されており、大きな投資家が入っています。
プロダクトもしっかりしていますし、実需とマッチします。確かに詐欺がでそうなプロジェクトではありますが、そこにブロックチェーンの技術に加え、保険会社がある程度の保証をかけてくれるならかなり需要があるのではないでしょうか。これから暗号通貨のプロジェクトと大手が組む機会が増えてくると思いますが、まずはこの大きな一歩に期待していきましょう。