ビットコイン・デポは2024年末までに8,000台のATM設置へ
ビットコイン・デポ(Bitcoin Depot)は「米国におけるBTMの供給不足を利用する」ための積極的な拡大計画を発表し、2024年末までに8,000台のATM機設置を目指している事が分かった。
最大の仮想通貨キオスクプロバイダーであるビットコインデポは、2024年末までに全米に数千台のBTC ATMを設置することを目標としていると2024年2月13日(火曜日)に発表。2016 年に設立された同社は、ユーザーがBDCheckout製品を介して、米国48州の物理的なキオスクと29州の有名ブランド小売店で現金をビットコイン(Bitcoin/BTC)に交換できるようにしている。2023年9月時点で、同社は6,400機近いキオスクを擁し北米市場を独占していた状況だ。
2024年にビットコインデポの積極的拡大
プレスリリースによると、ビットコイン・デポは約400台の追加BTC ATMキオスクの購入を完了し、2024年第1四半期末までに設置する予定とのこと。
今回の買収は、「同社史上最大のビットコインATMを導入する」という同社の野心的な目標の一環でり、声明によると、同社は年末までに約8,000台のBTC ATMを設置することを目指しており、同社のブランドン・ミンツ(Brandon Mintz)CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。
当社は2024年にキオスク数を積極的に拡大し、大幅な市場シェアの獲得を目指す予定です。
同CEOはCoin ATM Radarの最新データを参照し、2月1日時点で米国内のビットコインATMの数は2万9401BTM(台)で、2022年8月のピーク時の3万4626BTMよりも大幅に少ないと指摘した上で次の様に説明している。
この15%の減少の多くは、廃業した2つの大手BTM事業者に関係しており、ビットコイン・デポは米国市場におけるBTMの供給不足をうまく利用できる立場にある。
今回のビットコイン・デポによる最新の動きは、同社チームによる前向きな勢いを示す最新の成果として実施されている。同社CEOは、業界をリードする成長を促進したとして、当NEXTMONEY2023年12月5日付けの特集記事「ビットコイン・デポ(Bitcoin Depot)CEO、フォーブス誌「30歳未満の30人の財務リスト」に選出される」で報じたように、「2024’s Forbes 30 Under 30 Finance list(日本語訳:30歳未満の30人リスト)」に選出された人物だ。