アプトス・ラボ(Aptos Labs)がブロックチェーントランザクションにキーレス認証を導入

Aptos Labsがブロックチェーントランザクションにキーレス認証を導入

アプトス・ラボ(Aptos Labs)は、レイヤー1(※以下、L1と表記)ブロックチェーンネットワーク上のトランザクションに署名するために、パスキーに重点を置いたーレス認証方法を導入した事が明らかになった。

Aptos Labs は、ユーザーがL1ブロックチェーンネットワーク上でトランザクションに署名するための新しい方法を提供するという進歩を発表。開発はパスキーの形式で提供され、パスワードを作成する必要がなくなるとのこと。この件に関して、Aptosのエイブリー・チン(Avery Ching)CTO(最高技術責任者)は、パスキーの方がユーザーフレンドリーであると述べて次のように語っている。

私たちはブロックチェーンに変更を加えました。Aptosでは、トランザクション、パスキー署名、およびパスキー公開キーを受け取る新しいパスキー検証ツールを作成しました。したがって、この情報を使用してトランザクションを検証できます。このステップにより、ユーザーはパスキーを使用してトランザクションに署名できるようになります。

現在、ユーザーが仮想通貨ウォレットでアカウントを作成すると、安全に保つ必要がある長いコードや秘密キーが生成され、このキーは通常、ユーザーが設定したパスワードで暗号化されることに同CTOは注目しているという。また、このパスワードを忘れると、キーが別の場所に保存されていない限り、ウォレットにアクセスできなくなることを意味するので注意が必要である。一方、パスキーを使用すると、通常はTouch IDまたはFace IDを介して、パスワードなしでログインすることが可能になる。

使いやすさを重視

同CTOは、パスキーの方がユーザーフレンドリーであり、Apple PayやGoogle Payなどのサービスの使いやすさを反映していることを強調し、次のように述べている。

ユーザーは、パスキーアカウントの秘密キーを自分のデバイスに直接保存し、iCloudやGoogleパスワードマネージャーなどのバックアッププロバイダーと秘密キーを同期できるようになります。そうすれば、トランザクションに署名する場合、署名されるサービスにリクエストを送信する代わりに、パスキーを直接使用できます。

Dynamic WalletとTurnkeyは、パスキー認証を提供する他の仮想通貨化プロジェクトだが、現時点では、Aptosシステムがユーザーの秘密鍵をデバイスに保存していることを同CTOは指摘。他のシステムは異なると指摘し、ダイナミック ウォレットとターンキーでは秘密キーがアマゾン ウェブ サービス Nitro Enclave などのシステムに保存されると述べている。

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