JPモルガンば今夏にビットコインファンドをローンチか
JPMorganが今年の夏、ビットコインファンドをローンチする可能性があるとCoinDeskが4月26日(月曜日)に報じた。
米国最大の銀行であるJPモルガンは、プライベートウェルスマネジメントの顧客に、独自に管理されたビットコインファンドを提供する準備を開始しているとのこと。これは、PanteraCapitalやGalaxyDigitalなどの仮想通貨業界を支持する者へ向けた注目すべき出来事であり、Galaxyと米国系仮想通貨投資・カストディ企業NYDIG(New York Digital Investment Group LLC)は現在、モルガンスタンレーのクライアントにビットコインファンドを提供している。
2021年初頭から続くビットコインの急激な価格上昇に照らして、多くの主要金融機関が世界最大の仮想通貨に興味を示しており、実際、ゴールドマンサックスは当NEXTMONEYの特集記事「ゴールドマンサックス、2021年第2四半期にビットコインを顧客へ提供する準備へ」で報じたように、先月下旬に今年の第2四半期にビットコインやその他の仮想通貨投資ビークルを個人のウェルスマネジメントクライアントに提供すると発表している。
現時点での明確な回答なし
JPモルガングローバルマーケットストラテジストであるニコラス・パニガーゾグロー(Nikolaos Panigirtzoglou)氏は、銀行がクライアントにビットコインファンドを提供すると報じられているというニュースに明確な回答はしていない。
ビットコインは「詐欺」=JPモルガンCEO #ビットコインhttps://t.co/Yb0UPsUwlF
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) September 13, 2017
また、同社のジェームズ・ダイモン(James Dimon)CEOは以前、ビットコインを「詐欺」と呼んでおり、2017年には「政府はいつかそれを粉砕するだろう。そしてあなたがそれを買うことに積極的であるならば、あなたはそれの代償をいつか支払うだろう」とコメントしていた。この件に関しては、当サイトの「JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEO、仮想通貨の法的枠組みを求める」でも、特集記事で報じている。
一方で、JPモルガンの投資銀行部門の幹部らは2月、顧客からのビットコインに対する需要が同行の今後の方針を変える可能性を示唆しており、Dimon氏の考え方にも変化が生じており、ダイモン氏が「ビットコインは価値の貯蔵庫として金と競合するだろう」と述べ、風向きを変えた。