Monad、メインネット公開から数日でフィッシング攻撃の波に直面=偽装ERC-20トークン送金をユーザーが報告

Monadメインネット公開数日でフィッシング攻撃の被害

Monadメインネット公開から48時間以内に、ユーザーから偽装ERC-20トークン送金の報告があった事が判明した。

“Solanaキラー”と呼ばれるMonadは、250以上のプロジェクトと約1万人の保有者を抱えてローンチされたが、公開数日で、偽装ERC-20トークン送金をユーザーが報告。報道によると、詐欺師が偽のトークンを作成し、この新興のブロックチェーンソリューションへの投資に関心を持つ新規参入者を騙し取っているという。

Monadの待望のメインネットローンチは、ユーザーからネットワーク上で偽装ERC-20トークン送金が流通していると報告を受け、当初から混乱に見舞われ、最初のアラートは、チェーンが稼働開始した翌日の11月25日火曜日に発生。

共同創設者兼CTO(最高技術責任者)のジェームズ・ハンセイカー(James Hunsaker)氏は、Xでコミュニティに対し、詐欺師が自身のウォレットから送金されたように見せかけた偽のトークン送金を拡散していると警告したうえで、Xを通じて次のように述べた。

日本語訳:
警告-私のウォレットを装った偽のERC-20送金があります

トランザクションが私から送信されていないことがわかります。ERC-20は単なるトークンインターフェースの標準であり、その標準を満たすスマートコントラクトを書くのは簡単ですが、所有者によって承認されていないアドレスエントリを持つことができます。

同チームは、ネットワーク自体は侵害されていないこと、エクスプロイトは発生しておらず、EVMスプーフィング(※イーサリアム仮想マシンの仕組みを悪用した詐欺手法)の常套手段だと述べている。

アクティビティ増加にもチームは注意を促す

利用が加速する中、Monadはユーザーに対し、認証済みのエクスプローラーのみを利用し、緊急性を煽るプロンプトは避け、契約のやり取りは二重確認するよう注意を促している。

コミュニティメンバーは、チームの迅速な対応と明確な対応を称賛。偽装ログにもかかわらずウォレット残高に影響はなかったと述べている。一方でMonadは、ステーブルコインウォレットインフラのスタートアップであるPortal Labsを買収。この買収により、ポータルの決済システムとステーブルコイン決済システムに直接アクセスできるようになり、決済をブロックチェーンの中心的なユースケースにするという同社の計画が強化される。

 

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