Forbesがトップ50ブロックチェーンファームを発表
Forbesが、現在運営されている最も注目すべきブロックチェーン企業の中で、2021年のトップ50ブロックチェーンファームを公開し、大きな注目を集めている。
今年で2回目となる公開リストには、CMEGroupやIntercontinentalExchange(Bakkt経由)などのデリバティブ取引所に加えて、BinanceやCoinbaseなどのいくつかの注目すべき仮想通貨取引所が含まれている。また、そのほかにもTwitterの創設者であるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)が率いるSquareや、NEXTMONEYが本日付で特集を組んだ「PayPal、加盟店出の仮想通貨の支払いを提供し、Venmoでの取引を制限」、「Visaクライアント、APIパイロットプログラムで各銀行がBTCサービスを提供」ビットコインバンキングのサポートを発表したVisa、PayPalなど多くの決済会社もリストされている。
ブロックチェーンに適した銀行もリストされており、Paxosを使用して株式取引を決済するCredit Suisse、外国為替取引にブロックチェーンを使用するHSBC、AMLコンプライアンスにブロックチェーンを使用するINGGroupなども含まれている。
さらに、今年新たに追加された企業としては、昨年ビットコインに10億ドルを投資したビジネスインテリジェンス会社Microstrategyの仮想通貨投資グループや、TopShotsと呼ばれる一連のブロックチェーンコレクティブルを立ち上げたNBAが含まれている。
2020年に機関投資家がビットコイン投資へ関心を増した結果として、どちらも機関投資家向けビットコイン投資ファンドを提供するGrayscaleとFidelityDigitalAssetsもリストに並んだ。
その一方で、Facebook、Google、Amazon、Rippleなどは、すべてブロックチェーンで活動しているものの、過去12カ月間、この分野では目立つ動きや企業展開がみられなかったことが原因か、リストからは除外されている。
フォーブスのリストは一見、主観的なように思えるが、リストにあるすべての企業は、仮想通貨の基盤となるテクノロジーを採用しており、なおかつ、それを使用してビジネスプロセスを高速化し、透明性を高めている功績が認められた企業で、収益または評価額が少なくとも10億ドルを超えており、一定の客観的な基準で選択されている。