フィリピン中央銀行が2つの仮想通貨取引所の申請を認定

フィリピン中央銀行が2つの仮想通貨取引所の申請を認定

フィリピンの中央銀行(BSP)は、2つの新しい仮想通貨交換業者からの申請を承認することを発表しました。

BSPの副知事であるChuchi G. Fonacier(フォナンシア)副総裁は、「Virtual Currency Philippines(バーチャル・カレンシー・フィリピン)」と「ETranss(Eトランス)」の2つの仮想通貨取引所を認定しました。

これにより、すでに認定されていた「Rebittance(レビタンス)」「Betur(べトゥール)」「BloomSolutions(ブルームソリューションズ)」の3つの取引所と合わせると5つの取引所が認定されたことになります。

フィリピンの中央銀行は、仮想通貨による決済速度の向上や、支払い効率の向上が見込めることを理解しているが、価格の変動が大きいことやハッキングやマネーロンダリング(資金洗浄)など、犯罪に使用される事件が頻繁に発生しており、サイバーセキュリティーが問題視されています。

これに対してアンチ・マネーロンダリング協議会(AMLC)は、マネーロンダリング(資金洗浄)の対策に関して仮想通貨の取引を監視しはじめました。

このような対策のみでなく、同国の仮想通貨取引所は、監視対象の取引や、疑いのある取引記録を提出することを義務付けています。

運営の見解

運営の椎木
国から許可をもらって正式に運営できる取引所が他国では出てきているので、本当に急がないと日本は取り残されますね。確かにコンプライアンスは大切ですが、すでに金融関係者も入っていますし、金融庁も前向きに仮想通貨を受け入れて発展するようなスピード感でやって欲しいなと思います。