SPINDLE(スピンドル) GACKTコインについて
注目を集めたSPINDLE(SPD)ですが、元本をかなり割れる形で上場し、投資した方々からは不安の声が挙がっています。
また、GACKT氏がプロジェクトメンバーとして参加している仮想通貨で、GACKTコインとも呼ばれています。
投資運用のプラットフォームを構築と分散型取引所を作るプロジェクトです。運用に関する様々なデータをブロックチェーンを用いて行い、透明性を確立し投資対象を投資家が判断することが可能です。個人や企業の投資を手助けするプロジェクトです。
基本情報とICO価格
トークン名称はSPDです。これはERC20トークンであり、イーサリアムのプラットフォーム上に確立されます。
2018年1月末に実施されたプレセールでは、1SPD=0.006ETHで販売されました。当時のレートで1SPD=660円前後です。
その後、1SPDの配布枚数を20倍に増やし、1SPD=0.0003ETH、約33円で買ったことになりました。
2018年4月29日から5月6日のICOでは10%上乗せした1SPD=0.00033ETHで販売しました。
その後、5月7日から5月11日で上乗せした額に10%上乗せし、5月12日から5月15日では約30%の上乗せがありました。
最終で買った方は、当初の価格から約1.6倍も高い額で買っていることになります。価格を吊り上げすぎていることは間違いありません。
SPINDLE(スピンドル)の現状
スピンドルは、HitBTC、Yobit、BTC-Alpha、Livecoinに上場しています。
最初にHitBTCに上場し、数時間で約16円前後まで上昇しました。しかし、その後約3円まで暴落しました。5月31日時点でも4円前後となっており、かなり停滞しています。
プレセールでの価格が33円なので、10分の1の価格となってしまいました。
原因としては、上場後に保有者の売り圧に対して、プロジェクトチームが買い支えをしなかったことが1番の原因として挙げられます。プレセールやICOを行っているプロジェクトのほとんどが、上場後の売り圧に対してマーケットメイクの一環として、買い支えを行っています。
しかし、これが行わなかったのか、出来なかったのかはわかりませんが、停滞している原因の1つです。
また、出来高が小さくロックアップの比率も高いことからまだまだ下がる余地はあるでしょう。
運営の考察
日本で注目を集めたスピンドルですが、現在はプロジェクトが進んでいるか定かではない状態です。
改めてICOのリスクの高さを思い知らされた形となりました。去年の今頃では、どんなICOを買っても上場後5倍から10倍の値がついていました。
しかし、今年は違います。10プロジェクトあって、1プロジェクトが上場して価格がある程度保たれているくらいの確率です。
日本人は去年のエイダコインの事例もあり、ICOへの依存がかなり強い傾向にあります。しかも、ICOばかりに投資している方はリテラシーも低い方が多い傾向にあるかと思います。
また、ギャンブルのような感覚で投資している方が多く、このような状態が続けば詐欺事件は今後もさらに増えていくことでしょう。
人から聞いた話やネットでの情報を鵜吞みにせず、まずはリテラシーを高めて、投資するプロジェクトの内容をしっかりと理解する。そのうえで投資するべきです。これはすでに上場している通貨もICOでも同じだと思います。