Kraken親会社Payward、Hyperliquid上で米国向け無期限先物取引を計画

Hyperliquid上のオンチェーン無期限先物取引と米国の規制金融インフラを表現したイメージ

米国市場でオンチェーン無期限先物の提供を目指す

仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)の親会社Payward(ペイワード)は、Hyperliquid(ハイパーリキッド)のHIP-3市場(※1)を通じて、米国顧客向けにオンチェーン無期限先物取引を提供する計画を明らかにした。実現には米国規制当局の承認が必要となる。

日本語訳:
米国のクライアント向けに、許可制のHyperliquid HIP-3*マーケットを構築しています。
(※1)HIP-3市場とは…
ハイパーリキッドによって導入された、外部事業者および開発者が、許可なしで独自の永久先物=パーペチュアル市場を開設・運営できる仕組みとそれによって形成された市場のこと

BitnomialとNinjaTrader Clearingが規制面を担当

今回の計画では、Payward傘下のBitnomial Exchange(ビットノミアル・エクスチェンジ)がHyperliquidのHIP-3市場を利用し、契約の作成や市場運営、清算、決済を担当する。

BitnomialはCFTC(商品先物取引委員会)の規制を受ける取引所兼清算機関であり、顧客口座はCFTC登録先物取引業者でNFA(全米先物協会)会員でもあるNinjaTrader Clearing(ニンジャトレーダー・クリアリング)が管理する。

取引に参加できるのは、NinjaTrader Clearingを通じて口座を開設し、Payward傘下の両社が管理する承認リストの条件を満たした顧客に限定される予定だ。取引のマッチングと記録はHyperliquidのパブリックブロックチェーン上のオンチェーンオーダーブックで行われる一方、規制された市場インフラに関する責任はPayward側が担う。

Paywardの米国デリバティブ部門責任者ジョン・ファム(Jon Pham)氏によると、顧客は同社の登録ブローカーを通じて先物口座を開設し、Hyperliquid上の新たな無期限先物契約を取引する仕組みとなる。

Payward共同アルジュン・セティ(Arjun Sethi)CEO(最高経営責任者)は、規制上の義務を担いながら、HIP-3市場を提供する先駆者を目指す考えを示している。

Hyperliquidの取引規模拡大、発表後にはHYPE価格も上昇

Hyperliquidは2023年のサービス開始以降、オンチェーン無期限先物市場の主要プラットフォームの一つへ成長している。DefiLlama(ディーファイラマ)のデータによると、過去30日間の取引高は2,000億ドル(約31.4兆円)を超えた。

暗号通貨アグリゲーターCoinGecko(コインゲッコー)によると、世界の無期限先物取引高は2025年に85兆ドル(約1京3,348.9兆円)を超えている。Paywardは規制対象の事業者を通じてHyperliquid市場へのアクセスを提供することで、これまで米国顧客が利用しにくかったオンチェーン無期限先物市場へのアクセス提供を目指す。

今回の発表を受け、HyperliquidのネイティブトークンHYPEは数時間以内に3%以上上昇した。別のデータでは24時間安値の75.27ドルから79.72ドルまで反発し、取引量も約30%増加したとされる。

また、BinanceにおけるHYPE先物の建玉は同時期に7%増加し、OKXやBybitでも増加が確認された。

ただし、今回のサービス開始は規制当局の承認を条件としており、具体的な開始時期や手数料、最終的な商品範囲などはまだ明らかにされていない。PaywardはHyperliquidを最初の対象とし、今後は追加の商品にも展開していく方針を示している。

 

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム