Aaveがテザー(Tether)の米国拠点と提携し、Avalanche上にRWA Hubを構築する計画

AaveがAvalanche上にRWA Hubを構築する計画

DeFi(分散型金融)の主要プロトコルであるAave(アーベ)は、Avalanche(アバランチ)上においてRWA(現実資産)に特化した「Aave V4 RWAハブ」を構築する計画を発表した。

日本語訳:
Aave V4初のRWAハブが、機関投資家がRWAを担保に資金を借り入れることができる専用クレジットマーケットである@avaxに登場します。このハブは、Tetherが発行する連邦政府規制対象の

急速に拡大するRWA市場を背景に、機関投資家が保有するトークン化資産を売却することなく担保として活用し、米ドル連動型のステーブルコインを借り入れる仕組みを提供することを目指している。

今回計画されているRWAハブは、Avalanche上で稼働する「Aave V4」の基盤を利用して展開され、このプロダクトの中核を成すのは、V4の特徴である「ハブ&スポーク」モデルである。

リスクの分離と柔軟なパラメータ設定:
流動性ハブが共通の流動性インフラを保持する一方、個々のスポークでは独自の担保の種類や清算ルール、リスクパラメータが設定されます。これにより、特定の市場におけるリスクが他の接続市場へ直接波及することを防ぐ‘。
対応する担保資産:
トークン化された米国債、MMF(マネー・マーケット・ファンド)、プライベート・クレジット、不動産、社債などが対象となり得る。いずれの資産も、市場導入前に所定のガバナンスおよびリスク審査を通過する必要がある。

Aaveの創設者であるスタニ・クレチョフ(Stani Kulechov)氏は、このプロダクトによってトークン化資産が単なる“発行”の段階を超え、クレジット市場で担保として機能する実用的なフェーズへと進展すると述べている。

USA₮の導入と機関投資家向けの規制準拠

本ハブの初期段階では、借り入れ用資産としてTetherの支援を受けた「USA₮」が採用される。

USA₮の位置づけ:
連邦認可を受けたAnchorage Digital Bank, N.A.が発行し、Tetherが運営と技術をサポートする、米国市場向けの米ドル連動型ステーブルコインだ。オフショア向けのUSD₮とは異なり、米国の規制基準や機関投資家の決済・借り入れニーズに対応するように設計されている。
市場への影響:
承認された機関投資家は、オンチェーンで保有する多様な金融資産を担保に、連邦規制に準拠したデジタル・ドルの流動性を安全に調達することが可能になる。

市場の背景と今後の展望

今回の取り組みの背景には、トークン化RWA市場全体の著しい成長がある。

発表によると、RWA市場の全体規模は510億ドル(約8兆円)を突破し、そのうちAvalanche上だけでも34億ドル(約5,305億円)以上のトークン化資産が運用されている。

ブラックロック(Black Rock)のBUIDLファンドをはじめとする大規模な資金流入もあり、機関投資家の間でオンチェーン上の金融商品に対する信用取引や流動性確保のニーズが高まっている。