ジェームスタウンがメタバースタイムズスクエアで新年の祝いを計画
不動産投資を手掛けるJamestownPropertiesが、イーサリアム(Ethereum)のブロックチェーンを利用したVR(バーチャルリアリティ=仮想現実)プラットフォームディセントラランド(Decentraland)パーティーのため、ベンチャーキャピタル企業 DigitalCurrencyGroupと提携した事がわかった。
コロナウィルスが再び世界的な広がりをみせ、世界中で新年の祝賀行事が縮小もしくは中止を余儀なくされるなか、米国アトランタの不動産会社JamestownPropertiesとDigitalCurrencyGroupは新しい方法で新年を迎えることが計画されている。
同社は12月29日(水曜日)、2つの主要メタバースの1つであるDecentralandによってデジタル製作されたタイムズスクエアで仮想ボールドロップのお祝いを主催する計画を発表。バーチャルワンタイムズスクエアは大晦日に開催され、デジタル看板でエンターテインメント、没入型ゲーム、リアルタイムズスクエアのライブストリームをフィーチャーする予定の「MetaFest2022」パーティーが開催される。
ディセントラランド初の高層ビル
メタバース開発会社のGrowYourBaseとMetaVentureStudiosは、仮想のワンタイムズスクエアを建設し、Decentralandで最初の高層ビルであると主張している。
Jamestownのマイケル・フィリップス(Michael Phillips)CEO(最高経営責任者)によると、メタバースは地理的に近くなくても行きたい場所にアクセスできるため、不動産に役立つとして、同CEOは次のように語っている。
Decentralandメタバースでワンタイムズスクエアを再現することは、Web 3.0の物理的な不動産を進化および強化し、将来的に複数のメタバースに資産が存在するための新しい経路を開くための、より大きなデジタル資産戦略の一部です。
フィリップスCEOはこれまで、仮想風景をインターネットとスマートフォン文化の自然な延長としてみており、モバイルテクノロジーと同じように従来の不動産を補完できると考えていたという。しかし、メタバースが大規模な投資家や主要ソーシャルメディア企業から注目を集めるにつれ、公共広場が主要不動産として浮上してきたことを認識したとのこと。
Decentralandは最近、Tokens.com Corp.がメタバースのファッション地区の“不動産”に240万ドル(約2億7,000万円)を費やした際、これまでで最大の仮想土地取引の記録を樹立している。