仮想通貨XRP(リップル)の国際送金は、SWIFTの送金ボラティリティの10分の1
Ripple社によるとXRPは国境を越えた支払いにおいて既存のSWIFTよりも1/10程度送金ボラティリティに抑えることができると説明した。木曜日にリップルのグローバルインスティテューショナルマーケットの責任者であるブレアン・マディガンは、ツイッターでデジタル資産のボラティリティに関する批判に以下のように反論している。
XRPが為替レートに対してリスクがあるのはリップルを送金するまでの数時間持ち続けた場合か、SWIFTのトランザクションにかかる時間が大幅に短縮された場合のみであることを強調した。
米ドルとメキシコペソ(USDMXN)の間の送金で見た場合、SWIFTを経由する国際電信送金は、決済に1〜14日かかるとされており、これをXRPと同じ水準まで短縮するのはかなりの時間を要するだろう。Ripple CEOのBrad Garlinghouseは、10月のインタビューで以下のように答えている。
「低ボラティリティの通貨に270,000秒(3日強)を掛けたものと、XRPのようなボラティリティが高いものに3または4秒をかけたものを比較すると、XRPトランザクションでのボラティリティリスクのほうが低いことは明らかだろう」
仮想通貨XRPのボラティリティの考え方
仮想通貨を取引したことがある人ならば誰しもがリップルはボラティリティが高いと考えがちですが、実際にリップルのチャートを見てみるとボラティリティが激しいのは一部の期間のみでほとんどの期間は安定していると説明している。しかし、リップルを数時間にわたって保有しなくてはならない場合、最大で30%ほどのボラティリティがある可能性があり、通貨の価値が大きく変わることになる。
とはいえGarlinghouseは、XRPトランザクションの速度はとても速いため、決済として利用する場合のリスクはとても低いものであり、XRPが決済部門でビットコインを打ち負かすとの結論を示している。