AESサヘル諸国連合が米ドルと結びつかない新通貨発行を望む

サヘル諸国連合が米ドルと結びつかない新通貨発行を望んでいる

ブルキナファソ、マリ、ニジェールで構成されるAES(サヘル諸国連合)組織は、米ドルとの結びつきのない新しい西アフリカ通貨の開発を望んでいる事が明らかになった。

世界基軸通貨としての米ドルの座を奪うことを目指しているのはBRICSだけではない。これは現在、新たな対応者にインスピレーションを与えており、同様にその進歩を見習って脱ドル化目標を推進しようとしている。BRICSの構想と同様に、アフリカの3カ国は貿易決済のために米ドルに代わる新しい通貨を開発することを計画している。

同3カ国は、新しい通貨の創設を準備しており、3カ国はいずれも元フランス植民地であり、近年軍事クーデターが起きた国である。現在、軍事政権が3カ国を支配しており、彼らは現在、新しい通貨を確立することでBRICSモデルに従っているとみられる。

サヘル諸国連合がBRICSの一歩を踏み出す

アフリカ3カ国はまた、新たな防衛パートナーシップであるAES(サヘル諸国同盟)を創設した事も新たに判明。

AESグループは、米ドルと関係のない新しい“西アフリカ”通貨を確立したいと考えており、この3カ国は米ドルではなく新通貨を使って通商を決済するつもりとみられる。この概念は、新しい通貨を開発するBRICSの概念に匹敵しており、注目されている。他の多くの国が脱ドル化運動に参加する中、この発展は米国の通貨を爆上げすると予想されており、BRICSは米ドルを放棄して他の通貨を開発する新たな連合を促している。

ニジェールの与党軍事政権のトップであるアブドゥラフマネ・ティアニ(Abdourahmane Tiani)将軍は、BRICSと同様の共通通貨を開発する意向を認めている。同将軍は、フランスメディアに対し次の様に語っている。

通貨は植民地化の遺産からの脱却に向けた第一歩である