ダークウェブと仮想通貨の関係性

ダークウェブと仮想通貨の関係性

テキサス州オースチンで開催される世界ヒゲ選手権に出場しようとしていたフランスのブルターニュ地方のサイバー犯罪者であるGal Vallerius(ギャル・ヴァレリウス)は2017年8月末にアメリカで逮捕され、「OxyMonster」であることが判明しました。

OxyMonsterはギャル・ヴァレリウスのネット上で使用していた名前であり、「Dream Market(ドリームマーケット)」というダークウェブを運営していました。

ダークウェブ内では大物人物の一人としてアメリカの捜査当局が目をつけていました。

Dream Marketにアクセスするには、まず通信経路を秘匿するTor(The Onion Router)を内蔵したブラウザ、Tor Browser、VPN(Virtual Private Network)が必要となります。

ダークウェブは本来、個人のプライベートの秘匿性を高める目的として有効活用されるべきものですが、近年、サイバー犯罪やドラッグ販売、ポルノ動画など犯罪に使用されるケースが急増しています。

さらに、ドラッグや個人情報などを購入する際には法定通貨や電子マネーではなく、仮想通貨として有名なビットコインで支払われるケースが主流のようです。

今年の初めに国内の仮想通貨取引所であるCoincheck社のNEM不正流出事件の際も、盗まれた仮想通貨NEMがダークウェブに送金され、ホワイトハッカーたちの調査も虚しく追跡・犯人の特定をすることができませんでした。

仮想通貨とダークウェブの関係はこれからも問題としてあげられることが多くなるかもしれません。

運営の見解

運営の椎木
ダークウェブの記事があがると、暗号通貨の是非をとわれますが、そもそも暗号通貨が無かった時から

このような取引は行われています。

インターネットの匿名性の是非と同じ問題で、それを非としたところで何の問題解決にもなっていません。

暗号通貨の技術を使って追跡できるようなものを、国家レベルで開発してくれたらなと思います。