WazirXがインド・南アジア向けNFTマーケットプレイスを立ち上げへ

WazirXがNFTMarketプレイスの立ち上げへ

インド最大の仮想通貨取引所WazirXが6月1日(火曜日)、インドや他の南アジア諸国の人気の写真家、アーティスト、ミクストメディアの専門家による独占的なアートワークをフィーチャーするNFT(非代替トークン)マーケットプレイスを立ち上げることが分かった。

NFTは、ブロックチェーン上に存在するアートフォームのユニークなデジタル表現である。イーサリアム(Ethereum)はNFTを作成するための世界的に最も人気のあるブロックチェーンだが、WazirXは親会社であるBinance(バイナンス)独自のブロックチェーン技術“Binance Smart Chain”を使用するとのことだ。コレクターは、10億の供給上限を持つプラットフォームのネイティブトークンWRXを介してのみ、WazirXのマーケットプレイスでNFTを購入できる点が興味深い。なお、WazirX は販売価格の 5% のサービス料を請求するのみで、クリエイターは販売収益の 95% を受け取るとのことだ。WazirXの創設者であるニシャル・シェティ(Nischal Shetty)氏は、ユーティリティトークンであるWRXの追加されたユースケースについて、「国際的な拡大」につながると述べたうえで、次のように語っている。

プラットフォームの性能と採用状況によっては、価格に反映されると確信しています。しかし、より重要なのはユースケースを取り入れることだと思います。長期的には、トークンは複数の方法で使用できる場合に役立つからです。

なお、ベータ段階では、プラットフォームは「固定価格」モデルで起動することが分かっており、アーティストは作品の再販時に最大15%のロイヤルティ料金を追加できるとのことだ。

2021年のホットワード「NFT」

NFTは、2021年に突入して以来、ホットワードとして市場内があいから高い関心が寄せられている新規分野である。

NEXTMONEYの特集記事「Twitterジャック・ドーシーCEO、史上初ツイートのNFTを290万ドルで売却」で報じたように、Twitterの創設者であるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏による史上初のツイートを290万ドル(約3億1,700万円)や、「クリスティアーノロナウドNFTカード、29万ドルの史上最高値で落札」、「エミネム、Geminiのニフティゲートウェイと提携してNFTを立ち上げ」、「ボクサーのフロイド・メイウェザー氏が今月後半にNFTをリリース」、「バットマンとグリーンランタンが独占コミックNFTコレクションを発表」など、2021年に突入すると、有名・著名人らによるNFTコレクションの発表が続いている。

Twitterジャック・ドーシーCEO、史上初ツイートのNFTを290万ドルで売却

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