Twitterジャック・ドーシーCEO、史上初ツイートのNFTを290万ドルで売却

ジャック・ドーシーが初ツイートを290万ドルで売却

ソーシャルメディアプラットフォームTwitterおよびモバイル決済企業Square(スクエア)のジャック・ドーシー(Jack Dorsey)CEO(最高経営責任者)は、290万ドルで彼の最初のツイートを表すNFTトークンを売却したことが明らかになった。

NEXTMONEYの特集記事「ジャック・ドーシー、史上初ツイートの収益NFTをアフリカ救済チャリティーへ」でも報じていた様に、ドーシー氏は2006年3月に“just setting up my twttr,”というTwitter初のつぶやきをトークン化した、NFTトークンを販売しており、ユーザーがDorsey氏のツイートをNFTとしてオークション上で落札していた。

NFT市場拡大するも今後の課題も浮上

3月6日のNFTとして販売されたDorsey氏のトークンは、3月9日までに、TRONネットワークのOracle(オラクル)システムBridge Oracleのシーナ・エスタビ(Sina Estavi)氏から約250万ドルほどの入札を受けたことをCNBCが報じており、大きな話題となっていた。NFTとはNon-Fungible Tokenの略称であり、暗号的に一意であり、所有権の信ぴょう性を検証するために使用できる特別なタイプのトークンとされている。最近、NFTトークンは市場規模を拡大しており、アート作品やトレーディングカード、コンサートのチケットなどのデジタルな作品や商品の所有権を売買し、市場が2億2,000万ドルを超えた。

ドーシー氏は自身のTwitterアカウントで、NFTトークンの売り上げはすぐにビットコインに変換し、アフリカ地域支援の非営利団体GiveDirectlyに全額寄付したとツイートし、GiveDirectly側も寄付を受けたことをツイートしている。

その一方で、実体のないものに多額の金銭を払うことへの理解や、NFTとは何なのか、どうやってNFTを使えば継続的に人々に利益をもたらすことができるかなどといった明確にすべき課題もあるようだ。

しかし、NFTはアメリカで確実にブームを巻き起こしており、「ウィンクルボスのGemin、ゲームとDeFiの需要増加で7銘柄のトークンを上場」でも報じているように、規制の厳しいニューヨーク州にて本拠地を構える仮想通貨取引所Geminiが3月22日、DeFi、Web3インフラストラクチャー、ゲームおよびNFT関連の7銘柄を新たに上場させるなど、活気づいている。NFTによって、個人は自ら信用を管理できるようになるほか、個人財産も管理できるようになることから、今後のNFT市場の拡大が期待されている。

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