ジャック・ドーシーの初ツイートは収益NFTをアフリカなどへ寄付
Twitterの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)であるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏は、進行中のNFTオークションからの収益をGiveDirectlyと呼ばれる慈善団体に寄付することが明らかになった。
just setting up my twttr
— jack (@jack) March 21, 2006
ドーシー氏は先週、Tweet-to-NFTマーケットプレイスを通じて、自身が送信した史上初のTwitter投稿をトークン化。急成長しているNFTの宣伝を行い、3月9日(火曜日)の17:05GMT(日本時間:3月10日AM2:00)の時点で、ツイートの最高入札額は250万ドルであり、オークションは3月21日に終了する予定だ。
Ending this March 21st
Will immediately convert proceeds to #Bitcoin
And send to @GiveDirectly Africa Response
— jack (@jack) March 9, 2021
ドーシー氏のツイートはNFTトークンの価格を引き上げており、最終的なトークンの価格にかかわらず、収益はビットコインに交換された上で、ケニア、ルワンダ、リベリア、マラウイなどの貧困家族に直接現金を提供するため、アフリカ対応プロジェクトである、GiveDirectlyに寄付する予定であると明かした。
NFT(Non-Fungible Token)は代替不可能なトークンとして知られ、写真、ビデオ、その他のオンラインメディアの所有者を証明するためのデジタル署名として機能するデジタルファイルであり、ビジュアルアートから音楽、ジャーナリズムまで、すべてがNFTになる可能性から注目を集めている。最近急激な注目度と成長を見せているホットワードで、NEXTMONEYの特集記事「バンクシー、オリジナル作品「モロンズ」焼却後NFTに変わる」、「パリス・ヒルトン、すでにNFTリリース=ツイッターで喜びをツイート」、「Youtuberローガン・ポール、NFTアートワークの限定版をリリース」などで報じているように、有名・著名人などもNFT市場に積極的に結びついている。
NFTの支持者はおそらく、アイデアにお金を払っていると考えられ、これは無形で節のあるもので、必ずしも実用性に結びついているわけではないとみられている。その理由として、同じコンセプトが伝統的なアートマーケットにも存在しており、マウリツィオカタランのバナナを壁に貼り付けた作品が12万ドルで売られたことからわかるように、価値があるものについては、所有権を証明するものとしても利用されている。また、米決済サービスのスクエアのCEOでもあるドーシー氏は、強烈なビットコインの支持者として知られているが、NFTトークンのような、イーサリアムブロックチェーンに対しても関心があることが明らかになった。