SushiSwapの新ヘッドシェフへの報酬がコミュニティに懸念を呼び起こす

SushiSwap「ヘッドシェフ」が新たに任命される

新しいガバナンスプロトコルにより、SushiSwapの新しいCEO「ヘッド シェフ」にジョナサン・ハワード(Jonathan Howard)氏が指名されている事が分かった。

日本語訳:
ヘッドシェフの指名
チームはSushi2.0の調理に忙しいため、新しいヘッドシェフの検索を開始し、現在Jonathan Howard氏を指名しています。

DEX=分散型取引所であるSushiSwapは、プロトコルのCEO(最高経営責任者)に与えられる正式な肩書「ヘッドシェフ」として、ハワード氏の指名を発表。指名は7月26日(火曜日)、Sushi の寄稿者であるジロー・オノ(Jiro Ono)氏によって書かれた管理投稿を通じて発表され、オノ氏は発表の中で次のように述べている。

私たちはSushiにとって最良の選択肢であると信じる候補者を調達しており、現在、この候補者をSushコミュニティに紹介しようとしています。


コミュニティはおおむねヘッドシェフにハワード氏を歓迎

現在、7番目に大きい分散型取引所であるSushiSwapは、ヘッドシェフのノミネーションのための投票を実施している。

現在、40 票のうち65%がハワード氏をヘッドシェフとして採用することを支持。肯定的な投票結果は、SUSHI保有者が雇用に関する最終決定権を得るスナップショット投票への道を開くと期待されている。同プロトコルは、2021年9月に元料理長の0xMakiが辞任して以降、新しいリーダーを探し続けており、NFT企業BigHeadClubの共同創設者兼CTO(最高技術責任者)であるハワード氏が選出される可能性が高い。

ヘッドシェフとして、同氏は日々の業務を管理し、Sushiで保留中の製品と新製品の両方の配達作業をリードする必要がある。全体的なコミュニティのフィードバックは、ハワード氏のヘッドシェフノミネートに関しておおむね好意的であり、現在実施されている世論調査と一致しているものの、同氏のDeFi経験の欠如に疑問を呈する者も存在している。

ヘッドシェフへの充実した報酬

ハワード氏がヘッドシェフとして実際に採用された場合、同氏はUSDコイン(USDCoin/USDC)で年間基本給として800,000ドル(約1億円)を獲得するほか、さらに600,000 SUSHI トークンインセンティブと、1 回限りの350,000SUSHIがボーナスで付与される。

これらの内容に対してコミュニティメンバーから、1,940 万ドル(約25.8億円)の価値があるため、Sushiの予算を超えていると反発の声が上がっている。トークン価格が3ドル~11ドル(約400円~1,470円)の特定の目標に達すると、ヘッドシェフは 120万SUSHIインセンティブを追加で受け取り、解雇された場合、上記インセンティブとともに24カ月の退職金を受け取る権利があるとのこと。Sushi が11ドルを超えた場合、ヘッド シェフはボーナスだけで835万ドル(約11億円)を受け取る資格があるため、コミュニティ メンバーは資金がどこから来るのか懸念している。