東京大学でメタバース学習プログラム始動へ
国内大学ランキング1位、世界の大学ランキング23位を誇る東京大学は、不足するテクノロジー業界で活躍する日本人の熟練した人材確保を目指し、2022年末までにメタバースでさまざまな学習プログラムを提供することを目指していることが分かった。
7月23日(土曜日)にデジタル朝日によると、同コースは高校生から成人学習者まで、関心のある学生が基礎を学べるという。運営にあたり、メタバース研究プログラムが独自の専任教員の下で運営されず、学位を取得できる通常の学部ではないものの、東京大学工学部と関連大学院の下で運営されることが明らかになっている。大学関係者は、メタバース分野における研究は、「年齢、性別、社会的地位、居住地域に関係なく、誰でも工学と情報科学について学ぶ」機会を提供すると述べており、同コースを無事に修了した学生には、同コース終了証明書が発行されるとのこと。
AIや企業家教育も充実
これまでのところ、仮想通貨やNFTという用語については言及されていないものの、デジタル通貨業界がメタバースと密接に関連していることが多いことを判断すると、複数のブロックチェーンプラットフォームがプロジェクトに導入される可能性が非常に高いとみられている。
同プログラムに参加する中学生と高校生は、市場の紹介ビューを受け取り、また、工学、科学、および他の関連分野で有能に雇用されるようになるための潜在的なロードマップを学んでいく。これらはすべて、仮想クラスと物理クラスを組み合わせて実行されるとのことだ。
経験豊富な大学生と、社会人学生には、人工知能(AI)、次世代通信技術、起業家教育を中心とした関連オンラインコースを通じてスキルセットをアップグレードする機会が提供されているという。また、エンジニアリングにおける女性のプレゼンスの欠如が国の関心事になりつつあるため、プログラムに参加する女性をさらに引き付けることに注力するとみられている。
日本ではここ数カ月で複数の注目メタバースアプリケーションが見られており、福岡のサポートグループである特定非営利活動法人 JACFA(ジャクファ)は、SecondLifeメタバースプラットフォームに仮想サポートルームを立ち上げるなどの活発な活動が確認されている。