マイケル・セイラーになりすました景品詐欺が110万ドル以上をだまし取る

マイケルセイラーのなりすまし詐欺は100万ドル以上を獲得

NASDAQに上場するビジネスインテリジェンス企業のMicroStrategy(マイクロストラテジー)のマイケル・セイラー(Michael Saylor)CEO(最高経営責任者)の名を騙った詐欺アカウントが、2022年1月だけで110万ドル(約1億2,600万円)を超えるビットコイン(Bitcoin/BTC)を受け取っていたことが新たに判明した。

仮想通貨業界でのなりすまし詐欺は、加害者がコミュニティの有名人になりすまし、ユーザーがウォレットに送信するすべてのBTCを2倍にすることを提案するという詐欺手口が広まっている。言うまでもなく、このような上手い儲け話は実際になく、詐欺師のアドレスに転送されたすべてのBTCは失われ、被害者は何の見返りも受け取ることはない。

日本語訳:
確認済みのMichael Saylor Giveaway詐欺に対して、26BTC(1,124,191 USD)の支払いが行われました。

特に、最も多くのBTCを所有し、個人的にも仮想通貨を所有しているセイラー氏は、頻繁になりすまされている。最新事例では、Whale Alertが、セイラー氏になりすました詐欺であることが確認された1つのアドレスを報告したときに発生。1カ月未満だが、ウォレットには110万ドル以上のビットコインが集まり、このような詐欺の危険性が示されている。

セイラーCEOは後に、Whale Alertのツイートにコメントしており、わずか1週間で500近くの同様の詐欺がYouTubeで公開されたことを示している。
彼のチームは「15分ごとに、数時間後に削除されます」と報告し続けていますが、頻繁にポップアップし続けていると述べている。

コミュニティ内最大の懸念事項となった仮想通貨景品詐欺

仮想通貨景品詐欺は、2017年後半以降、仮想通貨コミュニティに関係する人々にとって問題となっている。

景品詐欺は、詐欺師が仮想通貨投資家をだまし、主要仮想通貨取引所や有名人が景品をホストしていると信じ込ませようとするソーシャルエンジニアリング(※1)の一種であり、犯罪だ。ここでの落とし穴は、景品に参加するため、最初に一定量の指定された仮想通貨を景品アドレスに送信する事である。仮想通貨景品キャンペーンなどは、送付先のウォレットアドレスを確認し、景品を本当に受け取れるか確認する必要がある。

(※1)ソーシャルエンジニアリング(social engineering)とは…
個人が持つ重要なパスワードやデータなどの重要情報を、インターネットなどの情報通信技術を使用せず盗み出す方法を言う。

くれぐれも有名人や著名人などの名を騙り、認証マークがあったとしても、景品などをエサに仮想通貨を要求してくる詐欺には個々のユーザー自身が十分に注意しなければならない。