コロナ変異株と同名の仮想通貨「オミクロン(OMIC)」が急上昇

最新変異株コロナと同じ名前を持つオミクロンが急上昇

新たにコロナウィルスの新種が見つかり、世界的に衝撃を受ける中、WHO(世界保健機関)は人名を避け、新たに出現した変異株に対し、「オミクロン(Omicron)」と名付けたところ、偶然にもオミクロン(Omicron /OMIC)と名付けられた仮想通貨価格が突然高騰し、WHOが名前を付けてから数日で、約500%も価格が急上昇している事が分かった。

NEXTMONEYの特集記事「イカゲームコインSQUID投資家は11万%上昇後、売却できず立ち往生」、「イカゲームコイン価格が99.99%急落:開発者は250万ドル持ち逃げ」、「イカゲームコイン(SQUID)の価格が再びポンピング、400%以上」でも報じたイカゲームコイン詐欺事件の急上昇と急下降を彷彿とさせられる。オミクロンは先日新たに登場したばかりのまだ規模が小さな仮想通貨だ。

CoinMarketCapより画像引用

OMIC価値は一時的に46,000円台にまで急騰しており、24時間の短時間で137%急騰。誕生まもなくの11月17日(水曜日)の史上最低値と比較し、735%増加している。CoinMarketCapの調べによると、11月29日(月曜日)のオミクロン価格は、1OMIC=71,600円台で推移しており、前日同時刻比+89.55%、の上昇と、一時に比べると上昇率は抑えられたものの、それでも現在も急上昇し続けている。

オミクロン(Omicron)とは

OMICは、DEX(分散型取引所)SushiSwapを介してArbitrumOneでのみ取引可能だ。

このOMICは、ArbitrumNetworkの分散型準備通貨プロトコルを強化し、テザー(Tether/USDT)およびマジックインターネットマネー(Magic Internet Money/MIM)に関連付けられた流動性プロバイダートークンを含む資産のバスケットによって裏付けられている。これは、原始的なブロックチェーン結合を介し、トークンをバックアップする新しいDeFi(分散型金融)プロジェクトであるOlympusDAOのフォークだ。オミクロントークンとその収穫型マイニングの価格を押し上げ続ける主な方法は「供給の伸び」によるものであり、人々がお金を投資するのをやめると、すべてが崩壊する。これまでのところ、670,000ドル(約7,600万円)近くがプロトコル内に預けられている。これによってスタッカーの年間利回りは70,377%と息を呑むほどの数字が予測されている。これは別の債券ベースの利回りファームであり、偶然コロナウィルスの新たな変異株と同じ名前「オミクロン」が付けられており、ギリシャ文字の15番目の文字にちなんで名付けられている。

オミクロンプロジェクトはドキュメントにウイルスについて言及しておらず、最初のDiscordの発表は、最新の亜種が世界保健機関によってOmicronと名付けられる数週間前に登場している。とは言うものの、オミクロンの話はDiscordやTwitterで溢れているため、狙っていない、偶然だとは言いきれない。

ティッカーがOMICであるこのコインは、最初のオミクロンコインではなく、OMICは別のコインである。CoinMarketCapでOMICというティッカー名で取引されており、人気のある市場では取引されていない。オリジナルのオミクロンは、2016年8月31日にビットコイントークフォーラムで「配当発行通貨」として最初に登場しました。プロジェクトは121ビットコインを調達したと主張し、現在は650万ドル(約7億4,000万円)の価値がある。

OMICが突然急速に急上昇しており、ビットコイン、仮想通貨、および従来の市場を崩壊させる懸念が大きく、投資家は警戒した方が良さそうだ。