Harmonyで40億ONEトークン不正流出で調査と取引所の凍結対応が進行
Layer 1ブロックチェーンのHarmony(ハーモニー)において、ネイティブトークンONEが不正に大量作成される重大なインシデントが発生した。
We are working with our team and appropriate exchanges to stop and freeze the funds.
We are working on a patch and rollback options.
Will update when we have new information. https://t.co/XB0nCwTAyN
— Harmony 💙 (@harmonyprotocol) August 12, 2026
@harmonyprotocol
弊社チームおよび関係取引所と連携し、資金の凍結と停止に取り組んでいます。パッチ適用とロールバックのオプションについても検討中です。新たな情報が入り次第、更新いたします。
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@the_juice_berg
Harmonyは、オンチェーンデータによって、空のブロックを介して不正に40億ONE(供給量の26%)が発行されたことが明らかになり、価格が暴落する中、28億ONEが取引所に急速に流出した。一方、totalSupplyエンドポイントはインフレを隠蔽(いんぺい)している。
オンチェーンアナリストのJuiceberg(ジュースバーグ)氏による分析で、何者かが“空のブロック”を悪用し、流通量の約27%に相当するおよそ40億ONEを無許可で生成したことが判明した。
発行されたトークンの大半=約28億枚は即座に暗号資産取引所へ移送され、売却済みまたは売却可能な状態となっている。現在オンチェーン上に残されているのは全体の一部=約1億1,500万枚に留まっており、市場への大量流入が懸念されている。
緊急対応とロールバック検討における技術的・統治上の苦悩
事態の公表を受け、Harmonyチームは速やかに被害対応を開始し、LayerZero(レイヤーゼロ)とのネットワーク間ブリッジを速やかに遮断し、バリデータに向けて不正発行を防止する緊急ソフトウェア・パッチを適用するよう指示を出した。
さらに、関与が疑われるone1uap…、one17u300a…など、4つの特定ウォレットアドレスを識別し、中央集権型取引所へ関連資金の凍結と取引ブロックを依頼した。
また、被害前の状態へブロックチェーンを巻き戻すロールバックの可能性についても協議が進められている。しかし、すでに多くのトークンが外部取引所に流入しているため回収が極めて困難であるほか、巻き戻しによって事件後に処理された正常なトランザクションまで無効化される不利益が生じることから、慎重な意思決定が求められている。
ONE価格は過去最安値を更新——根深いセキュリティ上の課題
不正発行の公表後、供給過多への恐れから市場では狼狽売りが広がり、ONEの24時間取引高は4,000%以上と著しく急増し、トークン価格は一時0.00057ドル付近まで暴落し、史上最低値を記録する結果となった。
Harmonyでは過去にも深刻なセキュリティ事案が相次いでいる。2022年にはHorizon Bridge(ホライゾン・ブリッジ)が北朝鮮のハッカー集団Lazarus Group(ラザルス・グループ)の攻撃を受けて約1億ドルを流出させたほか、2023年にもステーキング機能の不具合により約1億4,600万枚のONEが不当生成されている。度重なる攻撃からの信頼回復と、流出資金の凍結実効性が今後の焦点となっている。
























