テロほう助の容疑でパベル・ドゥロフ氏に逮捕状を発行
FSB(ロシア連邦保安庁)は2026年7月29日(水曜日)、暗号化通信アプリTelegram(テレグラム)のパベル・ドゥロフ(Pavel Durov)創業者兼CEO(最高経営責任者)に対し、テロ活動を助長した容疑で逮捕状を発行し、国際指名手配リストへ追加したことを発表した。
🚨 Telegram's CEO Durov charged with terrorism aid in Russia, put on international wanted list
Russia's FSB has announced that the Telegram founder Pavel Durov is now the subject of an international manhunt.
Here's what the security service disclosed:
🔶 The messaging… pic.twitter.com/JbAwmYH57b
— Sputnik (@SputnikInt) July 29, 2026
TelegramのCEO、ドゥロフ氏がロシアでテロ支援の罪で起訴され、国際指名手配リストに掲載される ロシアのFSBは、Telegramの創設者パベル・ドゥロフ氏が国際指名手配の対象になったと発表した。同保安機関が…
当局の発表によると、同プラットフォームがウクライナ情報機関によるロシア国内での工作活動や犯罪行為の調整に使われているにもかかわらず、該当するチャンネルやチャットボットを削除せず放置したことが容疑の理由とされている。
ウクライナによる出会い系ボット等の悪用活動を主張
FSBは、ウクライナ側がDaivinchikなど、Telegram上の出会い系ボットを悪用してロシア人男性へ接近し、放火や攻撃などの犯罪行為に勧誘していたと指摘。過去1年間で12歳から22歳までの若者46人が、治安当局への襲撃や放火事件に関与したとして拘束されたという。
これに対し、Telegram側は公式X上でドゥロフ氏の写真を添えた暗黙の反論を投稿。ドゥロフ氏自身は過去に、プライバシー保護と表現の自由を重視し、国家による検閲や不当なユーザーデータの開示要求には応じない姿勢を繰り返し表明している。
表現の自由を巡るロシア当局との長年の対立
ドゥロフ氏とロシア当局の対立は今に始まったことではない。かつてロシア最大のSNS「VKontakte」を創業した際も、反体制派の不当な情報開示を拒否したことで2014年にCEOを解任され、国を追われた経緯がある。
さらに2017年にはTelegramの暗号鍵提出要求を拒絶したことで一時期サービスブロックの対象となるなど、プライバシー遵守を掲げる同氏と監視を強める政権との間で衝突が続いてきた。同氏は2024年にフランスでも不十分なモデレーションを理由に拘束されるなど欧州側からも追及を受けている。
仮想の戦場と化すアプリと中立性の限界
Telegramはロシア・ウクライナ戦争において、両国の政府機関や軍関係者、メディア、一般市民が情報交信やドローン映像の共有に利用する最重要インフラとなっており、「仮想の戦場」とも称される。
しかし、戦時下において通信アプリが完全な中立を維持することは極めて困難だ。特定アカウントの削除に応じれば検閲と批判され、拒否すればテロ支援と糾弾されるジレンマに直面しており、プラットフォームのあり方が改めて問われている。























