取引所バイナンス、30種類の仮想通貨を上場廃止に

取引所バイナンス、30種類の仮想通貨を上場廃止に

世界最大の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)は30日、同プラットフォームでサービス提供する「Binance.com」にて、30種類の仮想通貨を上場廃止にすることを発表した。

今回、バイナンスが発表した上場廃止の仮想通貨および、取引ペアは、以下の通りである。

ANKR / PAX、ANKR / TUSD、ANKR / USDC、BCPT / PAX、BCPT / TUSD、BCPT / USDC、BTT / BTC、DENT / BTC、DOGE / PAX、DOGE / USDC、ERD / PAX、ERD / USDC、FTM / PAX、FTM / TUSD、GAS/ ETH、GTO / PAX、GTO / TUSD、GTO / USDC、LUN / ETH、NCASH / BNB、NPXS / BTC、ONE / PAX、ONE / TUSD、PHB / PAX、PHB / USDC、 TFUEL / PAX、TFUEL / TUSD、TFUEL / USDC、WAVES / PAX、WIN / BTC。

仮想通貨の上場廃止の背景

昨今、世界各国の仮想通貨取引所にて、トークンの上場廃止が急激に進んでいる。サンフランシスコに本拠を置く仮想通貨取引所Poloniex(ポロニエックス)は、資産リストから合計23の取引ペアを削除しようとしていること判明。さらに、OKExの韓国支店「OKEx Korea」は、5つのプライバシーコインを、リストから削除する決定を下している

バイナンスの上場廃止選定

バイナンスのCEOであるCZ氏は今年3月、Binance.comにて上場する際に一定の条件や基準を満たす必要があることを明らかになている。その内容では、既に上場している仮想通貨も事件が経過すれば上場廃止になる可能性もあり、上場が廃止になる条件についてCZ氏は、次のように3つの観点で判断している。

  1. 具体的なサービスなどを提供しているプロジェクトに関しては、その内容の実用性に関して評価することが可能である。
  2. 未だに具体的なサービスなどを提供できていないプロジェクトについては、ICOからの期間を加味して評価している。また、プロジェクトの進捗が見られない場合は、評価されないであろう。
  3. プロジェクトチーム及び、チームによる活動も評価の対象となり、連絡が取れない場合などは、ブラックリストに加える。

今回の30通貨の上場廃止は、今年3月に発表した条件に該当しているのはもちろん、バイナンスが米国進出を進める「BInance.com」の影響が大きいと予想されている。

今後の、取引ボリュームやサービス提供を一定期間ストップしているプロジェクトを上場廃止にすることが考えられる。

BinanceCEO、AMAにてバイナンスの詳細が明らかに|バイナンスの上場廃止の方針、バイナンスローンチパッドなどまとめ

2019.03.06

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。