アバランチがRWAネットワーク世界トップ5に浮上
アバランチ(Avalanche)が現実世界資産(RWA)のトークン化分野で歴史的な躍進を遂げた。
BREAKING: Bridgetower tokenizes $11B+ in RWAs on Avalanche
Avalanche moves to the #1 blockchain by net inflows on @RWA_xyz.
Real assets. Real infrastructure. On Avalanche. pic.twitter.com/J3YV0DLwGn
— Avalanche🔺 (@avax) July 13, 2026
BridgetowerがAvalanche上で110億ドル以上のRWAをトークン化。Avalancheは@RWA_xyzで純流入額No.1のブロックチェーンへ。本物の資産。本物のインフラ。Avalanche上。
世界的な金融インフラプロバイダーであるブリッジタワー(BridgeTower)との間で110億ドル(約1.78兆円)規模の大規模な取引を締結したことで、アバランチのオンチェーンRWA総額は21億ドル(約3,405.4億円)へと急増。これにより、同ネットワークは並み居る競合を抑え、トークン化ブロックチェーンのグローバル・トップ5入りを果たした。
110億ドルのメガ取引と機関投資家の本格流入
今回、躍進の最大の引き金となったのは、2026年7月13日に発表されたブリッジタワーとの提携だ。
Avalanche now rank among the top five blockchain networks for tokenized assets (RWAs) by both distributed and represented value.@avax has been focused on bringing the world’s assets onchain from day one, and this is still just the beginning.
Across native origination and…
— Morgan Krupetsky (@MorganKrupetsky) July 14, 2026
valancheは現在、分散価値と表現価値の両方において、トークン化資産(RWA)のブロックチェーンネットワーク上位5位にランクインしています。
avaxは創業当初から世界の…
同社はチェーンリンク(Chainlink)のインフラを駆使し、アリゾナ州の銅・金鉱山プロジェクトを含む110億ドル超の超大型実物生産資産をアバランチ上で直接トークン化。この圧倒的な資産流入により、アバランチのRWAロック額は過去30日間で60.47%という驚異的な成長を記録し、21億ドルの大台に到達。これまで5位に位置していたリキッドネットワーク(Liquid Network)を追い抜き、上位5大ネットワークの一角へと上り詰めた。
この歴史的快挙に対し、Ava Labsの事業開発担当副社長モーガン・クルペツキー(Morgan Krupetsky)氏はX上で「Avalancheはトークン化資産の分散価値と表現価値の両方でトップ5にランクインした。しかし、これはまだ始まりに過ぎない」と、今後のさらなる拡大に強い自信をのぞかせた。
金融大手が描くアバランチ・シフト
アバランチの急成長は一過性のブームではなく、ウォール街をはじめとするCeFi(伝統的金融機関)の長期的な資本流入に裏打ちされている。
ブラックロック(BlackRock):
同社が手がけるトークン化財務ファンド「BUIDL」は、アバランチ上で9億ドル(約1,459.6億円)を超える規模にまで拡大。イーサリアム(Ethereum/ETH)に次ぐ、ネットワーク第2位のトークン化資産として確固たる存在感を示している。
VanEck(ヴァンエック):
アバランチ上でゲーム、DeFi(分散型金融)、AI(人工知能)、RWAに特化した独自のポートフォリオ構築を計画。運用前の遊休資金を、アバランチ上のトークン化マネーマーケット商品(MMF)に投じる戦略を進めている。
フランクリン・テンプルトンとLittio Bank:
フランクリン・テンプルトンが展開する「BENJIファンド」や、南米のLittio Bankも、金利利回り商品の発行プラットフォームとしてイーサリアムではなくアバランチを選定している。
機関投資家を惹きつける独自技術「サブネット」
業界首位を走るイーサリアム(※RWA資産額約160億ドル=2.6兆円)との間にはまだ実力差があるものの、アバランチはその独自のアーキテクチャーによって急速に差を縮めている。
特に機関投資家から高く評価されているのが、アバランチ独自の「サブネット(Subnet)」技術だ。この仕組みにより、企業や金融機関は高スループット、超低遅延、完全なEVM(イーサリアム仮想マシン)互換性を備えた専用のカスタマイズチェーンを個別に構築できる。規制対応やプライバシー確保が必要なエンタープライズ領域において、この柔軟性は極めて強力な武器となっている。
また、RWAの取引やサブネット構築が活発化することで、ネットワーク手数料(ガス代)の消費やバリデータによるステーキング需要が高まり、アバランチのネイティブトークン「AVAX」のユーティリティが実需ベースで底上げされる好循環が生まれている。
規制の明確化と、激化するL2とのシェア争い
市場の拡大に伴い、規制当局の動向もアバランチに追い風となっている。SEC(米国証券取引委員会)が主催したトークン化に関する公式ラウンドテーブルにおいて、アバランチは業界をリードするブロックチェーンとして明指名され、注目を集めた。今後の法整備が進めば、さらなる機関投資家の参入を促す呼び水となるだろう。
Avalanche Foundation(アバランチ財団)も、5,000万ドル(約81億円)規模のRWAコミュニティ支援基金「Avalanche Vista」を通じてエコシステムの開拓を後押ししており、今後数カ月でさらに多くの金融サブネットが立ち上がることが予想される。
もちろん、イーサリアムのレイヤー2(L2)や他の高性能ブロックチェーンとの機関投資家誘致合戦は激しさを増しており、市場の急な冷え込みによる開発遅延のリスクもゼロではない。しかし、ブリッジタワーによる110億ドル規模の巨大なオンチェーン基盤と、ブラックロックらの強固なコミットメントにより、アバランチは他チェーンの追随を許さない強固なRWAエコシステムを築きつつある。























