モバイル仮想通貨アプリがApp Storeで目覚ましい躍進
ビットコイン（Bitcoin/BTC）やその他のデジタル資産の散発的な上昇を受け、モバイル仮想通貨アプリがAppleのApp Storeでコインベース（Coinbase）、クリプト.com（Crypto.com）、ロビンフッド（Robinhood）がトップ10入りし、コインベースが1位を獲得した事がわかった。
Coinbase is now the #1 finance app and #13 in the entire App Store.
This is happening too fast.
Makes me a bit uncomfortable.
Is this a local top signal? pic.twitter.com/BbTiHqu05u
— Lark Davis (@TheCryptoLark) November 15, 2024
コインベースは現在、金融アプリで第1位、App Store全体では第13位です。
これはあまりにも速く起こっています。
ちょっと気分が悪いです。
これはローカルトップシグナルでしょうか?
市場の強気の勢いにより、全体の時価総額は3兆ドル（約463.7兆円）を超え、成長を続ける業界の新たな記録を打ち立て、AppleのApp Storeで前例のない人気を博している。なかでも、コインベースが先頭を走っており、App Storeの無料金融カテゴリーで26位から一気に首位に躍進。この動きは、取引所の取引量の大幅な増加と一致している。CoinGeckoの調査データによると、同社は2024年11月12日（火曜日）、1日の取引高が120億ドル（約1.85兆円）を記録しており、今年初め以来の最高記録となった。
仮想通貨価格の急上昇と取引所の活動増加には相関関係が
歴史的に、仮想通貨価格の急上昇と取引所の活動増加には相関関係があり、これらの活動は、主に個人トレーダーが使用するアプリの使用に波及することがよくある。
これらのアプリは、DeFi（分散型金融）アプリに比べて、携帯電話で簡単にアクセスできることも躍進の一因となっているとみられる。ただし、今回は状況が異なり、App Storeランキングで急上昇しているのはトップ仮想通貨だけではない。例えば…、モバイルミーム コイン取引アプリのMoonshot（ムーンショット）は380位近く上昇し、傑出したパフォーマンスを見せ、トップ400アプリカテゴリー外から84 位に躍り出ている。
仮想通貨の経験がほとんどない個人投資家向けに設計されたMoonshotは、Venmoやデビットカードなどの使い慣れた支払い方法で入金できるようにすることで、従来のウォレット設定を回避。DefiLlamaによると、このアプリは9万回以上ダウンロードされ、法定通貨の入金が過去最高を記録し、11月12日には1日あたり最高収益13万ドル（約2,000万円）を達成している。
モバイルアプリおよびゲームの分析を手掛けるSensorTowerによると、Moonshot は7月のリリース後、AppleのApp StoreとGoogle Play Storeで90,000回以上のダウンロードを記録している。
仮想通貨業界の競争が激化
仮想通貨業界の競争は、現在市場の急上昇により、ますます激化しており、ほとんどのアプリは基本的な仮想通貨トークンと製品を提供しているが、Photon（フォトン）やBullX（ブルックス）などのアプリは状況を変えつつあるのが現状だ。
これらのアプリは、ユーザーに多様なミームコインを提供しつつ、オンチェーンでのエントリーポイントを選択できる。一方、ソラナ（Solana）ベースのマーケットプレイスTensor（テンソル）は、ソーシャルトレーディングアプリVector.funのリリースに向けて準備を進めている。
一方、これらの仮想通貨アプリのランキングは、市場が活況を呈している兆候として、より広い市場で考えられており、ユーザーは、アプリはトークンが本来到達すべき高値に達したときにのみ使用できると考えている。ただし、誰もがそう考えているわけではなく、一部の人は、これらのアプリにはすでにランキングを押し上げるだけのユーザーベースがあると考えている。
